残業の考え方
小学校の教師に、残業があるかどうかですが、ひとりひとりの教師の受け取り方によるのではないでしょうか。
というのは、小学校の教師の場合、もともと給料の中に残業代の代わりのような物が含まれています。ですから、居残ることが残業になるのかどうかは判断が難しいですが、それを残業とみなすなら、小学校教師の残業には2種類あるような気がします。
管理職からの依頼
1つ目は、校長などの管理職からの命令等で居残る場合です。例えば、職員会議が長引いてしまい、退勤時刻を過ぎてしまう時、校長が教職員に了承を取り、延長するような場合です。
このような場合は、延長した分の時間を後日好きな時に、時間休として休みをもらえます。ただし、用事等があり、退勤時刻で帰宅した人については時間休などはありません。
自主判断
2つ目は、自分の判断で居残る場合です。これは、次の日の授業の準備を学校でしていくとか事務処理を早く終わらせたいので残るなどの場合です。
小学校の教師は全教科を担当していますので、授業の準備には結構時間がかかります。理科などでは、実験を前もってしておかないと、本番で失敗しかねませんし、音楽だと、ピアノの練習もしなければなりません。ですので、時間はいくらあっても足りないくらいです。
この2つ目の残業については自分の判断で残るため、時間休はありません。
上記のような居残りがありますが、残業代はもらえません。
家での仕事
それと、会議等で遅くなってしまうこともありますよね。21時ごろになると、学校も戸締りをしますので帰らざるをえません。そのため、授業の準備やテストの◎つけなどは、家に持ち帰って仕事をしたり、次の日の朝早く出勤して仕事をしたりすることも少なくありません。この場合、残業ではありませんが、時間外勤務になります。