小学校教師の現状と将来性

採用試験の倍率は減少傾向に

少子化が続くなか、小学校教師の将来性については心配されがちなようですが、小学校は児童の人間形成にとって大事な時期となり、子どもが存在する以上、この仕事がなくなるということは考えられません。

かつて「学校の先生」というのは、人気職業のひとつでしたが、2000年度以降、教員採用試験の競争倍率は減少傾向にあるとされ、とくに小学校教員の競争倍率は2015年度に3.9倍となるなど、その低下が深刻化しているようです。

一方、現場では、第2次ベビーブーム時に大量採用された教員が一斉に定年退職を迎えたことで人手不足となっており、小学校教師になりたい人にとってはチャンスといえます。

待遇はいいが、ハードワークにもなる

公立小学校の教師であれば地方公務員として働くことができるため、給料や待遇面において心配することはないでしょう。

自身が問題を起こさない限り、定年まで安定して働き続けることができます。

しかし、決して楽な仕事ではありません。授業の準備、宿題やテストの採点、児童のフォロー、学校行事の準備、保護者との関係構築など、日々やることは山積みです。

だからこそ「教育」というものに関心があり、子どもに愛情を注げる人でなくては務まらない仕事であるということは言うまでもありません。

これからの小学校教員に求められるもの

現代の教育現場では、「いじめ」や「不登校」といったさまざまな問題が発生しており、小学校教師に対する世間の目も一段と厳しくなっています。

かつてのような「精神論」「根性論」のようなものだけで児童と向き合うことは難しく、一人ひとりの児童に対するきめ細やかなフォローが必要になっています。

こうしたなか、学力のみならず、豊かな人間性を兼ね備えた人材がますます求められるようになっていくものと考えられます。

いくら人材不足となったとしても、教育者として、そして人間として優れた人材こそが、小学校教師としてふさわしいと考えられることに変わりはないでしょう。

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