消防士の給料・年収

消防士の平均月額給与

消防士の給料は、職務の危険性や、勤務体系が24時間勤務と非番を繰り返すなど特殊なことから、一般の公務員と異なる特別給料表(公安職俸給表(一))が適用されます。

この俸給表では、一般的な公務員と比較すると12%程度高い給与が支給されています。

なお、消防士以外に公安職俸給表(一)が適用される仕事としては、「警察官」や「入国管理局職員」などがあります。

公務員の給与は、同じ俸給表が適用される人でも勤務年数と職務内容によって違いが出る特徴があり、基本的には毎年昇給します。

平均の月額給料は、平均年齢40.5歳で31万7,766円となっています(地方公務員給与実態調査平成22年4月1日現在)。

また、消防士の初任給は高卒・大卒で異なり、5万円程度差が出てきます。また、高卒に比べて大卒の方が昇進しやすく、昇給のペースも早いため、給与面では高卒よりも大卒の方が有利でしょう。

諸手当の支給について

俸給表に基づく給与のほか、消防士には、別途10万円程度の手当が支給されています。

諸手当には「出動手当」や「扶養手当」などが含まれます。

それ以外に、火災や災害等の現場に出動した場合には「消防業務手当」が、緊急の業務のため出勤した場合には「緊急出勤手当」が支給されます。

1回の支給額は数百円程度ですが、消防署によっては月に相当数の出動があるため、この手当で給料がだいぶ上積みされる人もいるようです。

ボーナスについては各自治体によって細かいところは異なりますが、夏冬ともにおよそ2ヶ月分、年間にして3.95ヶ月分の給与が支給されます。

消防士の補償制度

消防士は常にケガと隣合わせの仕事です。一般的な公務員と比べて負担が大きい職務内容となるため、さまざまな補償制度が用意されています。

職務中にケガをしたり、または最悪の場合殉職してしまった際には、各種補償を受けることができます。

たとえば、入院が必要など一定期間職務に戻れない場合には「療養補償」や「休業補償」が、職務で障害を負ってしまったり殉職してしまったりした際には「介護補償」「障害補償」「傷病補償年金」「遺族補償」および「葬祭補償」などが支給されます。

また、社会復帰に要する費用や、遺族への援護資金が支給される場合もあります。

東京都消防官の初任給・待遇

東京都の消防官の場合、初任給はⅠ類採用者252,000円、Ⅱ類採用者231,000円、Ⅲ類採用者212,000円となっています(平成27年1月1日現在の給与月額に地域手当を加えたもの)。

このほか、期末・勤勉手当、扶養手当、住居手当、通勤手当等が支給されます。

このほか、東京都職員として所定の福利厚生施設を使用することができたり、結婚や疾病、家族の就学等に関する給付金を受け取ることができるなど、手厚い待遇の下に働けるといえるでしょう。