消防士を目指す方へ (体験談)

身体を鍛えておく

消防士を目指している皆さんへ、私の体験を踏まえてメッセージを届けたいと思います。

まず、皆さんにやってほしいのは、常に身体を鍛えてくださいということ。そして、いつも身軽で軽快な身のこなしができるように心がけてください。

とくに現場に出動して第一線を任される時期は、それがすべてだと言ってもよいほどです。

私は消防士になって10年以上の月日を過ごし、今では内勤の職域に替わりましたが、腹筋の強さは署内のベスト10に数えられています。

身体が十分に鍛えられていなければ、救助・救出はそれだけ困難な作業になり、危険度が増します。被災者を助け出す役目を担っているはずの自分が、返って足手まといになるようなハメにもなりかねません。

私は専門家ではありませんから詳しいことは分かりませんが、腹筋は腰を支え、背骨を真っ直ぐに維持するのに非常に重要な役割をもっているそうです。

いわゆる「体幹を鍛える」ことにも通じるといわれていますから、ストレッチや他の筋トレといっしょに念を入れて鍛えることをおすすめします。

消防士である以上、身体が鍛えられていて損することはありません。

素直に吸収し、学ぶ姿勢を大切に

消防士になってからのことをお話しましょう。新人時代というのは、吸収の時期でもあります。

ありきたりな意見に聞こえるかもしれませんが、先輩から言われたことは素直に聞き入れて、まず実践・行動に移してみてください。

先輩のアドバイスは、そのほとんどが「知識+経験+知恵」の積み重ねから発せられています。

たくさん勉強をしている皆さんにはそれなりの知識はあるでしょうが、経験と、そこから生まれてくる知恵はまだゼロに近いはずです。

先輩からもらうアドバイスは、おそらく、どんなに高価なマニュアルを買っても出会うことのできないものばかりだと思います。どんどん吸収して自分のものにし、成長の糧にしていってください。

素直に吸収すればするほど、成長のスピードも速くなります。