ハイパーレスキュー(消防救助機動部隊)とは?

ハイパーレスキューはレスキュー隊の最高ランク

ハイパーレスキューは正式名称を「消防救助機動部隊」といい、主に地震などの大規模な災害に対応するための特殊な技能を持つ隊員で構成されます。

ハイパーレスキューはレスキュー隊の中でも最高ランクの区分である特別高度救助隊の1つで、全国で東京消防庁のみ設けられています。

ハイパーレスキューが発足したのは1996年と比較的最近で、その前年の95年に阪神淡路大震災が発生し、その際に既存のレスキュー隊だけでは十分に対処することができず、その教訓を踏まえて大規模災害に特化した機動部隊を作ることになりました。

ハイパーレスキューは一般的なレスキュー隊と比べて大規模災害に特化した技能を持っており、パワーショベルなどの重機やウォーターカッターの取り扱い、電磁波人命探査装置などの高度な資材の使用法など、特殊な技能を習得した選りすぐりの消防官のみで構成されています。

また、ハイパーレスキューの隊員は平均年齢が35歳前後と経験豊富なベテランを中心に選抜されています。

ハイパーレスキュー隊になるためには、日頃から人一倍仕事に打ち込み、実績と経験を重ねていくことが必要となるでしょう。

ハイパーレスキューの現状と将来性

度重なる大規模な地震やJR福知山線脱線事故などを受けて、総務省消防庁ではそうした事態に対処するための特別高度救助隊を全国に設置することを2006年に決定しました。

現在、人口の多い政令指定都市を中心にこうした特殊部隊の編成が進んでおり、全国版のハイパーレスキューが急ピッチで体制を整えています。

また、東日本大震災では被害の著しい宮城県や岩手県を中心に救助活動を行い、福島第一原発では放水活動を行うなど、目覚しい活躍を見せています。

防災に対する意識が高まる中、ハイパーレスキューへの役割も一層重要なものとなっていくでしょう。