書店員の役割

出版社との関係性にみる役割

書店で販売されている雑誌・書籍の多くは大小問わず出版社が発行しています。1日に200冊もの新刊書が世に出るといわれていますが、そのすべてが注目を浴びるわけではありません。

そこで出版社の営業担当が各書店を訪ね、新刊本片手にあいさつに回るのです。

しかし、この出版社の営業担当が直接客に新刊本を勧め、売ることはできません。そこで購買層と直接関わっている書店員にまずは売り込みをかけ、自社の商品を店舗に置いてもらう必要があるのです。

年間相当数の雑誌・書籍が出版されていますが、大型書店といえども、そのすべてを陳列しているわけではありません。

書店員がそれぞれの店舗の客層や世間での流行等を鑑みた上で、売れると思った書籍・雑誌を出版社から取り寄せます。この際に、書店員の店舗での分析や日頃の読書量が大いに発揮されます。

単純に人気作家の最新作などを陳列するのは誰にでもできることですが、書店員は日の目を浴びていない良書を見抜き、必要とする人に届ける、出版社にとってはメッセンジャーとしての役割を果たしています。

顧客との関係性にみる役割

書籍・雑誌を購入するためにWebを利用する人が増えてきました。ボタン一つで欲しい商品が手に入る何とも便利な時代がやってきたと感じている人も多いでしょう。

このような時代における書店員に求められる役割は何なのでしょうか。

書店を訪れる時、必ずしも目的の本がはっきり決まっているわけではないはずです。そんなときに書店員に声をかけてみると、客の知りたいことや好きなジャンルから、ぴったりの本を勧めてくれます。

書店を訪れるすべての人たちを満足させるのが書店員の最も重要な役割です。

流行の本を並べることはたやすいことです。書店員は日々店内の客と会話をし、また自らも読書に励むことで良書を世に広める、言い換えると本の流行を作り出す役割を担っているといえます。

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