書店の正社員の志望動機と自己PRの考え方 志望理由の例文も紹介

書店員を目指すきっかけで多いものは?

書店員を志す人は、もちろん本が好きな人ばかりです。

たとえば「雑誌や書籍を読んで人生が変わった経験」があったり、「書店員に勧められて読み始めた本が面白かったのをきっかけに、書店員に憧れた」という人もいます。

本が好きな人にとって、新刊情報がいち早く手に入る本に囲まれた職場はとても魅力的です。

また本を通じて、社会に還元できることも書店員を目指す大きな理由にあげられるでしょう。

自分の好きな作家の本や、雑誌を世の中に広めるきっかけを作れたり、効果的なPOPやコーナーを作ることで、本の面白さを伝える発信側になることができるのです。

このように幼少期からの読書体験や書店で思い出、本を通じた目標を持ったことから、本への情熱を持った人が書店員を目指しています。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

書店員の志望動機の考え方

書店員の志望動機に多くの人が「本好き」であることを語りますが、志望動機は明確でなければいけません。

インターネットでの書籍販売が売り上げを伸ばし、電子書籍が発達した現在は、書店が減少傾向にあるため、書店員の採用状況は狭き門になっています。

そのため、店舗に貢献できる人材だということが伝わる志望動機を作ることを意識しましょう。

雑誌や書籍の販売を通じて、多くのお客さまに愛され、繰り返し利用してもらうのが書店の経営を存続することにつながるので、良好な店舗づくりに貢献するための目標や展望を語ることが大切です。

その書店の企業研究はもちろん、書店員として勤務すると企業側にどのようなメリットがあるのか、書店員になってからの目標などを、日頃から考えておくのがおすすめです。

書店員の志望動機の例文

読書量を生かしたい

「幼少期から本が大好きで、私も書店員として多くの人に本の面白さを伝えたいと思い、書店員を志望しました。

常に知識を広く身につけたいので、話題作や新刊にも必ず目を通し、興味がある本は小説、ビジネス本、雑誌などジャンル問わず年間200冊以上読んでいます。

多くの書店をめぐる中で、思わず目を止めてしまい、コアなファンまで喜んでしまう御社のコーナー作りが最も魅力に感じました。

これまでの読書量を生かして、多くの人を惹きつける店舗づくりに貢献できる人材になりたいです。」

ファンとして店舗を盛り上げたい

「貴店のファンとして通っていましたが、今度は書店員として店舗を盛り上げたいと思い、志望いたしました。

貴店はジャンル問わず書籍が充実していて、書店員の方々も気持ちよく接客をしてくださり、来るたびにまた来たくなってしまう魅力を感じていました。

同じように新しく来てくださるお客さまが、楽しく本と出会える空間が作れるような仕事をしていきたいと思っています。

接客に力を入れて、お客さまに名前を覚えてもらえるようなカリスマ書店員を目指したいです。」

書店でのアルバイト経験を生かしたい

「大学時代は、3年間書店でアルバイトをしてきました。

特に注力していたのはコーナー作りで、先輩社員に教えてもらいながら試行錯誤することで、お客さまと本の接点を作れることに喜びを感じていました。

御社は店舗の手書きのPOPが印象的で、思わず手に取ってしまう店舗づくりにワクワクしました。

書店巡りをしながら多くの店舗の工夫を勉強し、私も多くのお客さまとの出会いを増やせる書店員になりたいと考えています。」

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

書店員の面接で聞かれること・注意点

面接でよく聞かれること

書店員の面接でよく聞かれることは、志望動機と自己PRです。

面接を受ける人はこぞって「本が好き」であることを語りますが、その中でどれだけアピールできるかは、これまでの経験を自信を持って語れるかでしょう。

たとえば日頃から読んでいる分野や、幼少期からの読書経験、「大学で文学部に所属し大正時代の文学を研究していた」や「投稿した書評が雑誌に載ったことがある」などがあげられます。

自分だけしか語れないエピソードや経験、書店員として働く上での展望、具体的にどのような使命感を持っているのか、店舗をどのように運営していきたいかなどを考えておきましょう。

新卒の面接では学生時代の経験、中途の面接ではこれまでの職務経験から、書店員にどのように生かすことができるのかを伝えることが大切です。

なお正社員採用の場合は、店長を任せることができるのかを視野に入れて採用されることも多いため、販売戦略を立てたり、アルバイト・パート社員とチームで動ける人材かも見極められます。

現在書店業界の課題といわれている、電子書籍や書籍の売り上げ低迷について意見を求められる可能性もあるので、事前に準備しておくとよいでしょう。

面接での注意点

また面接では、社会人としてのマナーと人柄の良さが見られています。

書店員の中心となる業務は接客であるため、この書店員から本を買いたいとお客さまに思ってもらえるような人柄が必要です。

そのため面接のときは、「本が好き」という情熱と、人柄の良さが伝わる気持ちのこもった応答を意識しましょう。

そのほか清潔感のある服装や身だしなみが整っていること、言葉遣いが適切であることも重視されています。

また書店員は交代シフト制での勤務で、時間に正確であることが求められるため、面接当日は時間に余裕を持って家を出るようにしましょう。

書店員の自己PRポイント

書店員の自己PRポイントは、雑誌・書籍販売のプロフェッショナルとして活かせるかどうかが大切です。

たとえば自分の好きな分野の雑誌・書籍や、好きな作家に対する知識量は、本や雑誌を通じて著者や出版社と人々をつなぐ架け橋として、店舗に貢献できるアピールポイントになります。

また接客中心の業務なので、これまでに接客経験がある人は加えるとよいでしょう。

幼少期の読書経験や書店での思い出などから、社会やお客さまに還元したいことの目標や展望を語ってアピールすることができます。

そのほか体力に自信があることや、デザインセンスがあることも書店員にとって必要なスキルです。

このようにアピールポイントが決まったら1つに絞り、具体的なエピソードを交えながら、書店員として勤務することのメリットを客観的に考えてまとめることが大切です。

書店員の履歴書で気をつけるべきことは?

書店員の履歴書で気をつけるべきことは、ミスなく、魅力的な志望動機に仕上げておくことです。

アルバイト・パート募集の場合は真面目に勤務してくれるかどうかが求められますが、正社員の場合は狭き門となるため、書類選考から面接官の目をひくことが重要でしょう。

履歴書は空欄がないように埋めることを意識し、志望動機には自身の能力や書店員のやる気、実際に働いてから実現させたい目標や未来像についても、具体的に記入することが大切です。