職業訓練指導員になるには

職業訓練指導員免許を取得する

職業訓練指導員になるには、まず「職業訓練指導員免許」を取得しなくてはなりません。

職業訓練指導員免許の取得方法としては、主に以下の3通りが挙げられます。

1.指定された学歴や資格によるもの

職業訓練指導員の養成を行うための「職業能力開発総合大学校」の卒業者や、大学等で指導員免許職種に関する学科を履修し、高等学校の教員の普通免許状を取得済みの人など。

なお、高等学校の教員の普通免許状は次の科目のものに限ります。
・看護、看護実習
・家庭、家庭実習
・情報、情報実習
・農業、農業実習
・工業、工業実習
・商業、商業実習
・水産、水産実習
・福祉、福祉実習

2.「48時間講習」を修了する

職業能力開発促進法に基づく「技能検定1級」等に合格したのち、職業訓練指導員として必要な指導方法を学ぶための「職業訓練指導員講習(48時間講習)」を受講し、修了すること。

本講習は厚生労働大臣が指定するもので、年1回実施されています。

3.都道府県知事が行う「職業訓練指導員試験」に合格する

各都道府県で主に年1回実施される職業訓練指導員試験に合格する方法もあります。

上記いずれかの方法をとったのち、居住地の都道府県知事への申請を行うことで、職業訓練指導員の免許が取得できます。

なお、職業訓練指導員免許の種類は「インテリア科」「電子科」「介護サービス科」など計123種類に分けられており、それぞれの職種について担当できる訓練科目が定められています。

また、以下のいずれに該当する場合は免許を受けることができません。

・成年被後見人又は被保佐人
・禁錮以上の刑に処せられた者
・職業訓練指導員免許の取消しを受け、当該取消しの日から2年を経過しない者

「免許の取得=すぐに就職可能」なわけではない

職業訓練指導員は、国や自治体が設置・運営する「公共職業能力開発施設」および、事業主団体が設置・運営する「認定職業訓練施設」で働きます。

気を付けておきたいのは、職業訓練指導員免許を取得したとしても、そのまま職業訓練指導員として働けるわけではないということです。

職業訓練指導員として働くためには、免許を有したうえで各施設が実施する採用試験を受けて、採用される必要があります。

公共職業能力開発施設に勤務する場合、身分は公務員となります。

採用試験においては、主に一般知識や職業訓練指導員として必要な専門知識を問うための筆記試験と、人柄や職務の適性を判断するための人物試験(面接)の2段階制で行われることが多いようです。

各種職業能力開発施設や年度、時期によって、職業訓練指導員の募集職種、募集人数などは異なるため、それぞれの都道府県や施設の採用情報を確認しましょう。