書道家になるための訓練・トレーニング

とにかくたくさん書く

第一線で活躍している書道家の方の多くが上達の秘訣として「とにかくたくさん書くこと」「質より量」と語っています。

上達の近道は練習あるのみ、ということなのでしょう。著名な書道家であっても一日何時間も練習に励んでいるといいます。

書道家を志す人はとにかく「多書」を心掛けましょう。

正しく真似をする

小中学校で、書道の時間が「書写」と呼ばれていることからも分かるように、美しい文字を書くことは手本を正しく真似ることからはじまります。

驚くべきことに、プロの書道家もトレーニングの一つとして漢文の書写を欠かすことはありません。

正しい字形を習得できてこそ、オリジナリティーの追及ができるのです。

集中力をつける

心に雑念がある状態で筆をとり、作品制作にとりかかった場合、その心の乱れはすべて文字に表れてしまいます。

一度書いた文字は書き足すことができず、また書き直すこともできません。さらに同じ作品も二度と書くことはできないのです。

ひとたび筆を握ったからには高い集中力で作品の完成を目指さなければなりません。

ときには人の見ている前で筆をふるうこともあるため、日ごろから集中力を高めるトレーニングをすることが必要です。

普段の練習のときから意識して取り組むようにしましょう。

美しい姿勢を保つ

書道においては文字を書くときの姿勢も大切です。そのため、書道家は普段の生活から正しい姿勢を保つことを心掛けています。

また、大きな筆を使用しての作品制作には筋力が必要とされるため、筋力トレーニングを欠かさない書道家も中にはいます。

長い紙に何文字も書く場合は姿勢を長時間保たなければならないため、体幹の筋力がないと文字が乱れてしまいます。

文化的なイメージの強い書道ですが、体力や筋力はつけておいたほうがいいでしょう。

道具を大切にする

道具を大切にすることは芸術の世界はもちろん、スポーツや音楽の世界でも大切にされていることです。

自分の信じ、選んだ道を歩むための大切なパートナーを粗雑に扱うことは自分の生き方を冒涜することにもつながります。

書道家を目指す人はまず道具を大切に扱うことを心掛けましょう。

書道に使われる筆・硯・墨・紙は文房四宝と呼ばれ、古来より大切にされてきました。

道具を大切にすることで文字にも心をこめやすくなります。また手入れをすることで長く使うことが可能になります。

道具を大切にすることは書道に向き合う上での心のトレーニングにもなるのです。