市役所職員への転職、中途採用

社会人枠の特徴・条件

民間企業から市役所職員への転職(中途採用)を狙うなら、最近、増加傾向にある「社会人経験者対象」「民間企業等職務経験者対象」採用試験の受験が考えられます。

ただし、増えているとはいうものの、すべての市でこうした試験が行われているわけではないですし、実施していたとしても、毎年ではなかったり、募集職種が限定されていたりするので、注意が必要です。

また、一口に社会人経験者といっても、募集条件があります。

市にもよりますが、事務系(一般行政職)は3年〜5年以上の経験年数、技術系(技術職)は経験年数に加え、専門分野での特定の資格などが要件になる場合があります。

一方で、技術系は、比較的短い経験年数が設定されていたり、経験年数不問だったりする場合もあるようです。

事務系、技術系ともに経験が求められるだけに、一般的な採用試験に比べ、年齢制限の上限が高い傾向があります。

試験内容と対策

続いて、経験者が受ける試験内容を確認してみましょう。

通常、事務職の試験内容は、基礎能力を見る教養試験、論文試験、面接試験がメインになります。教養試験のレベルは、各市で行っている一般的な採用試験の大学卒業程度のレベルだといいます。

一方、技術職は、教養試験、面接試験に受験者の専門分野に関した専門試験が加わったり、「教養試験なし」で専門試験、論文試験、面接試験を行ったりするなど市によって違うようです。

試験対策で重要なのは、筆記試験に向けた勉強に加え、社会人経験者ならではの論文、面接のポイントを押さえておくこと。

最大のポイントは、自らの経験を公務にどう活かすという考えをまとめておくことだとされています。

とくに面接では、この考えについて、かなり突っ込んで聞かれるようです。試験官をうなずかせるだけの、筋の通った具体的な回答を用意しておきましょう。

多くの自治体が面接を重視しているので、筆記試験で通っても面接の評価が思わしくなければ合格は難しくなります。

幻の高倍率?

ところで、事務職の社会人枠は採用試験の倍率の高さがよく話題になります。実際、市のホームページなどで倍率40倍以上というケースを目にします。

一方で、これは見かけ上の倍率だという声も聞かれます。

社会人枠の受験者には「ダメもと」で一応受験している人が少なからず含まれているため、実質倍率はそこまで高くない、本気で準備した人には道は開かれるというわけです。

現状では真偽のほどは不明ですが、少なくとも高倍率に恐れをなしてあきらめるのは早いといえそうです。