市役所職員採用試験の難易度、倍率

3つに区分された試験

市役所職員は、行政の仕事を幅広く行う事務系(一般行政職)と土木・化学・電気など自らの専門分野の仕事を行う技術系(技術職)に分かれます。

職員になるために合格しなければならないのが、職員採用試験です。

通常、採用試験は難易度ごとに、大学卒業程度の「上級」、短大卒業程度の「中級」、高校卒業程度の「初級」に分けられています。

同じ区分を「Ⅰ種」、「Ⅱ種」、「Ⅲ種」、あるいは「大学卒業程度」、「短大卒業程度」、「高校卒業程度」と呼ぶ場合もあります。

試験内容

ここで、事務系、技術系職員の上級と初級の具体的な試験内容について、それぞれ比べてみましょう。

まず事務系上級の試験内容については、市によって異なります。

教養試験、専門試験、論文試験と、都道府県庁職員上級クラスの試験を行う市がある一方、専門試験なしで教養試験、論述試験、適性試験を実施したり、教養試験のみ行ったりする市もあるなどさまざまです。

注意したいのは、いずれのケースでも面接があること。

なお、教養試験とは社会、世界史、地理など多様な分野についての一般知識と、文章理解力、判断推理力などの一般知能が試される試験で、専門試験とは、経済原論、行政法、社会政策などの科目から出題される試験です。

一方、事務系初級の試験内容は、教養試験、適性試験、作文、面接などになるようです。

次に、技術系職員の上級の試験内容は、教養試験、各々の専門分野についての専門試験、面接などになります。技術系初級の試験内容は、事務系初級と共通するようです。

事務系、技術系の倍率

さて、それでは採用試験の競争倍率はどの程度でしょうか。

総務省の調査では、平成21年〜25年の5年間、市区の地方公務員上級、及び初級の倍率はいずれも10倍程度、中級は5倍程度で推移しています。

事務系、技術系の上級、初級の倍率について、各市のホームページなどで確認すると、事務系は上級、初級ともに10倍に満たない市もあれば、10倍を超える市もあります。

その一方、上級・初級の技術系の倍率は、市、専門分野、年度によって異なると考えられますが、3倍以下というケースもあるようです。