志望動機
執事は、日本人にとってあまり馴染みのある仕事とはいえません。
それでも最近ではドラマやアニメなどの影響もあり、執事に興味を持つ人が増えているのだそうです。
そのなかでも多いのが、「究極のサービス業に就きたい」という志望動機です。
執事は、もともとサービス業に関わっていた人が転身を志すケースも多いといわれています。
不特定多数のお客さまにサービスを提供するよりも、一人のお客さまに対して徹底的に尽くし、喜んでいただきたい。
そうした強い忠誠心を発揮できる仕事を探した結果、執事にたどり着いたという声がしばしば聞かれます。
執事は、お客さまのよきパートナーとなって、お客さまがより良い生活を送れるように、素晴らしい人生を歩めるように手助けします。
決して目立つ存在ではありませんが、自分がしっかりと尽くせば、お客さまは必ず喜んでくださいます。
そうした手ごたえが得やすい仕事であること、また信頼されればその分収入にも跳ね返ってくる点に魅力を感じ、執事になりたいと思う人も多いようです。
高いレベルでの人間性が問われる
とはいえ、本当のプロとして人に仕え、一流のサービスを提供するには、相当な厳しさを覚悟しなければなりません。
執事のお客さまとなる富裕層の方々は、気品にあふれ、言葉遣いやマナーにも気を遣っている方ばかりですから、必然的に執事自身にも、高いレベルでの教養や人間性が求められます。
面接では、その人の醸し出す雰囲気や、立ち居振る舞い、言葉遣いなどまで厳しくチェックされると考えておくべきでしょう。
また、こうしたものは一朝一夕で身に付くものではありません。
本気で執事を目指したいのであれば、徹底的にサービスやホスピタリティを追求するような場所に身を置いて、生活する必要があるといえそうです。