臨時職員の司書

「臨時職員」とは

文字通り「臨時」に採用される職員のことで、正規採用以外で働く職員全体を指します。

市役所や公立図書館、公立病院等の公的機関に勤務する人は、「地方公務員法」第22条に規定され、採用期間が6ヶ月未満(契約を更新しても最長1年未満)という短期就労となります。

似たような職名に「非常勤職員」や「嘱託職員」がありますが、どちらも正規採用ではない雇用形態の職員です。

ちなみに、嘱託職員の「嘱託」とは、正規に雇用しないで(いわゆる「正社員」としてではなく)、ある業務に従事するよう依頼する、という意味です。

公立図書館で臨時職員として働く場合

2013(平成25)年1月に募集のあった、ある市立図書館の事例を見てみましょう。

任用(勤務)期間は4月1日〜9月30日の間(契約更新が1回あり)で、月に14日間程度、司書業務に従事します。

火〜金曜日の8:30〜15:15あるいは13:15〜19:15、実働6時間勤務と、土・日・祝日の9:30〜17:15の実働7時間勤務という2パターンがあります。

時給は880円(前年度実績)で、通勤手当は一般職員(正規採用職員)並みに与えられますが、その他の手当はつきません。雇用・労災保険に加入し、有給休暇も条例等の規定によって取れます。

司書資格必須で、6名程度が合格できる求人でした。

公立小学校図書館で臨時職員として働く場合

同じく2013年3月に募集のあった、ある市立小学校の図書館に勤務する場合は次のような条件となります。

月〜金曜日の8:15〜16:45(45分の休憩あり)に司書業務に当たり、賃金は日額7,600円。採用6ヶ月を経過すると賞与(いわゆる「ボーナス」)も支給されます。

片道2km以上なら交通費も支払われ、雇用保険・健康保険、厚生年金に加入できます。司書資格必須で、1名の採用を予定していました。

臨時職員として働くメリットとデメリット

以上のように、数年にわたり続けて勤務できない事情のある人や、短期間だけ司書の資格を生かして図書館での業務を経験してみたい人には都合の良い働き方です。

しかし、司書として生計を立てたい人にとっては極めて不安定な雇用であり、生活費をまかなうだけで精一杯という収入に不満を感じる人もいます。

仕事体験談