司書の面接

他職種と同じく

「面接」は、採用する側と直接対面して行なわれますから、臨むに当たっての心構えや注意事項は他職種と同じです。

短時間で、なおかつ初対面の人(面接官)に、自分のことを好意的に(採用してくれるように)理解してもらおう、と意気込みすぎると、本来の自分から離れてしまうかもしれません。

特に、司書という職は正規で働くのが非常に難しいので、気負ってしまうこともあるでしょう。しかし、面接官の先にいる多くの図書館利用者を思い浮かべながら、誠意を持って面接を受けることが大切です。

どんなことを訊かれるか

誰しも自分の将来のかかった面接試験となれば、緊張するもの。事前に質問される内容について、大まかに答えを準備して練習しておくのが良いでしょう。

「自己PR(長所・短所)」や「志望動機」、「最近、気になるニュース」、「最近、読んだ本」は、司書に限らず就職のための面接であれば押さえておかなければなりません。

司書という職ならではの質問としては、「あなたにとって図書館とは何か」や「あなたにとって本とは何か」があります。

どのような価値観で図書館を捉えているのか、今までの人生で書籍とどのように関わってきたのか、ということを改めて自分の言葉でまとめるのは難しいかもしれません。しかし、司書養成課程の授業で学んだことを踏まえながら、経験を振り返ってみましょう。

出身地以外で司書職を受験する際には、「なぜその地域の図書館を選んだのか」と質問されます。親戚が住んでいて何度も訪れたことがあったり、大学の所在地だったりすれば良いのですが、特にゆかりのない土地では困ってしまう質問でしょう。

「希望する都道府県では司書の募集がない」という本音を答えると、「それならこちらでなくても、他県の図書館でも良いのでは?」と思われそうです。

必ず事前に、その地域の特色を調べておきましょう。公立図書館であれば行政が、大学図書館であればその学校が力を入れて推進している事業を知っていれば、それに関連させて答えることができます。

また、これまでに少しでも図書館業務に携わったことのある人には、「どんな業務を担当していたか」や「どのようなスキルを持っているか」と問われます。

逆に、図書館で働くことがまったく初めてである場合は、「図書館ではどのような仕事をしたいか」と訊かれることがあります。

司書の資格を取得した機関で

多くは大学で司書資格を取得していることと思いますが、面接練習や面接指導を行なってくれる学校もあります。身内や友人以外にも、あなたの「司書になりたい」と意欲を応援してくれる人がいるのです。

一人で悩まずに大いに頼って、アドバイスを受けてください。一回でも、採用試験と同じような状況でリハーサルをしておくと、当日の緊張感がかなり和らぎます。

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