信用金庫の営業の仕事

信用金庫の営業の仕事内容

信用金庫の代表的な仕事のひとつに、営業があります。

信用金庫の営業職は一般的に「渉外係」と呼ばれ、銀行などの金融機関と同じように、外回りを担当します。

お客さまの自宅や店舗、オフィスなどを訪問し、定期預金の作成や振込振替、納税などの事務手続きを代行したり、投資信託などの運用商品を販売したり、融資の相談に乗ったりします。

アポイントを取って既存の顧客をまわる仕事がおもですが、取引のない新規先に飛び込み営業することもあります。

担当するエリアは個別に狭く割り振られており、小回りの効く自転車やバイク、軽自動車などに乗って、町中を走り回ります。

地域密着型のサービスを強みとする信用金庫にとって、お客さまと信用金庫をつなぐ営業職は、きわめて重要な役割をになっているといえるでしょう。

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信用金庫の営業として活躍するには?

同じ金融機関でも、銀行や証券などの営業職の場合は、個人顧客を受け持つ「リテール」と法人顧客を受け持つ「ホールセール」といったように、顧客の属性によって担当が分けられているケースが一般的です。

しかし、信用金庫では、少数精鋭で運営していることもあって、そのような役割分担はなされていません。

法人個人を問わず、エリア内のすべての顧客を1人で担当することになります。

このため、信用金庫の営業には、個人にも法人にも対応できる、幅広い専門知識とスキルが求められます。

投資商品にも詳しくないといけません。

保険や住宅ローンの相談にも応じたり、企業の決算書や資金繰りも読みます。

地域に溶け込むためには、地域の歴史や文化、風習などに関する理解も不可欠です。

信用金庫の営業として活躍するには、仕事が終わったあとや休みの日も勉強に励むなど、自分を磨き続る努力が必要になるでしょう。

信用金庫の営業のやりがい

信用金庫の営業のやりがいは、なんといっても地域で暮らす人の役に立てることです。

信用金庫は地域活性化を目的とした非営利法人であり、自社の利益を最優先とする民間の銀行などとは大きく異なります。

地域のためになると判断すれば、業績の苦しい取引先に融資することもありますし、町おこしのために商店街を支援することもあります。

その地域に根差した活動を行い、町の人々や、町の発展に貢献できるというのは、信用金庫でしか得られないやりがいといえるでしょう。

日々の業務に真剣に取り組み続ければ、やがて地域の1人として認められ、人間関係はより強固なものとなっていきます。

ときにはお祭りに一緒に参加したり、飲み会やゴルフに誘われたりと、仕事を通じて得られた人間関係はプライベートまで波及することもあり、生活は賑やかで豊かなものとなっていくでしょう。

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信用金庫の営業の苦労

信用金庫の営業の苦労としては、さまざまな金融商品の説明が難しいということがまず挙げられます。

金融商品は制度や税制、関係法令などが複雑で、ただでさえ説明するのに苦労します。

信用金庫職員の場合、まったく予備知識がない人や、高齢の人にもわかりやすく説明しなければなりません。

言葉選びやスピード、声の大きさなど、相手に合わせて臨機応変に喋り方を変えられる高いプレゼン能力が求められます。

また、もうひとつ苦労しやすいこととして、ノルマの存在です。

信用金庫では、支店単位、個人単位で、投資信託の成約金額や融資金額、新規顧客の獲得件数といった目標が設定されています。

信用金庫の営業は、日々その数字を意識して働かなければならず、ときに大きな精神的ストレスとなることもあります。

ただ、ノルマがあることで、店全体に連帯感が生まれたり、健全な競争意識が芽生えるといったこともあり、決して悪いことばかりではありません。