診療情報管理士の資格

診療情報管理士の資格の特徴

医療機関でのIT化推進、情報開示と連携、医療費の見える化などの変化が求められている中で、診療情報管理士の重要性は増しています。

とくに2000年の診療報酬改定で、診療録管理体制加算という新しい予算が設けられたことで、以降全国の病院で診療情報管理士のニーズが高まっています。

医療機関が診療録管理体制加算の基準を満たし、国から患者1人当たりに対する所定の金額を受け取るには、医療機関内に1名以上の診療記録管理専任者が在籍している必要があります。

診療記録管理者になるために診療情報管理士の資格は必須ではありませんが、医療機関としては診療情報管理士資格保有者を好んで採用する傾向があります。

診療情報管理士の受験資格・概要

診療情報管理士の受験資格は、下記のいずれかとなっています。

・日本病院会認定の大学または専門学校(3年制以上)において、指定の単位を習得していること。
・日本病院会認定の大学または専門学校で、所定の過程を修了していること。
・「診療情報管理課程通信教育」を修了していること。

診療情報管理士試験の受験場所は、東京・大阪・福岡の3か所です。試験時期は毎年7月、1月です。

診療情報管理士の資格の有用性

診療情報管理士資格は民間資格ではありますが、同内容の国家資格が現時点で存在しないため、診療情報管理士資格を取得していると、医療機関内での情報処理職への応募時に有利になるでしょう。

また、要件を満たしていれば新卒でも取得が可能な資格です。

新卒者が新卒採用枠以外での医療機関への就職を目指す場合には、診療情報管理士資格を有していると、経験者に差を付けるポイントになるかもしれません。

診療情報管理士資格は、転職の際にも役立つ資格といえます。

転職を考えるのは、キャリアアップや給与アップが主な理由でしょう。この資格を持っていることで好条件のポジションへの応募できたり、条件交渉の際の考慮ポイントとなる可能性があります。