診療放射線技師の資格

高度な放射線医療技術のために

医師や看護師などと同じように、診療放射線技師は国家資格がなければ仕事をすることができません。

昭和26年、診療放射線技師法が制定されました。それまでは医師が放射線を扱って来ましたが、医療の現場で放射線を利用した検査が増大してきたことを受けて医師をサポートするために作られました。

正しく使わなければ人体に有害になってしまう放射線を安全に用いるには、放射線だけでなく医学的な知識やスキルを持っていることが大切です。

診療放射線技師は医療技術者としてもスペシャリストなのです。

受験に必要な資格とは

実際の診療放射線技師の国家資格は免許として厚生労働大臣から与えられます。

一般的には診療放射線技師国家試験に合格すれば資格を取ることができます。

ですが、誰でもこの国家試験を受けられるわけではなく、基本的には高校卒業後、厚生労働大臣が指定する診療放射線技師の養成学校で3年以上学習し、受験資格を得ることが必要です。

診療放射線技師になるには

以前は専門学校が主流でしたが、近年、診療放射線技師の業界でも高学歴化が進んでいて、大学や大学院を経て就職する人も珍しくなくなってきました。

国立大学、私立大学ともに診療放射線技術科学専攻として設置されています。

関連するその他の資格

放射線取扱主任者は国家試験の内容が診療放射線技師と重なる部分も多い資格です。

診療放射線技師になるための養成学校に通っている学生が受験する例が多くなっています。

この放射線取扱主任者には第1種から第3種まであり、医療の現場に限らず工場や研究施設で放射線を扱う際に選任されることができます。

その他、工業利用のために放射線を使用できる資格としてエックス線作業主任者やガンマ線透過写真撮影作業主任者がありますが、診療放射線技師の資格を有するものは自動的にこれらの資格も取得できることになっています。

さらに、最近では、人工呼吸器や血液透析などで使われる高度な医療機器を操作・保守点検するための国家試験である臨床工学技士の資格も併せて取得を目指す学生が増えています。

臨床工学技士の仕事内容