診療放射線技師の実習

レポートに追われる病院実習

デスクワークよりも実践的な能力が大切となる診療放射線技師において学生時代の臨床実習はとても大きなウェイトを占めています。

臨床実習のスケジュールや期間、実習の受け入れ先などはそれぞれの養成校によって異なります。

ある養成学校では地域の協力病院で一年に一度、五週間にわたる実習がカリキュラムに組まれています。

大学であれば3年生と4年生に割り振られていることが多いようです。

医療に携わる現場を肌身を通して知ることができる臨床実習は必ず診療放射線技師になりたい人が通る道です。

実習中は定期的に実習レポートの提出をしなければなりませんし、実習後に最終試験にパスして初めて単位として求めるという学校が大半です。

大学や専門学校によって、試験やレポートの数は変わってきますが、かなり忙しい日々となることでしょう。

臨床実習で学ぶこと

実習を通して、学生はまず基本的な一般X線撮影法を学びます。

その後、慣れてくると乳房撮影法やMRI検査法、CT検査法といった専門的な実習に進みます。

そして、大学であれば4年生の実習に入ると、PETと呼ばれる核医学検査法や放射線治療といった患者さんの治療計画が関わってくる専門実習に進むことができます。

病院での臨床実習は単に放射線機器の扱いを学ぶだけではありません。

実習先の技師さんに直接指導を受ける中で、医療職として患者さんといかに向き合うかといった基本的姿勢を肌で体感することになるでしょう。

これまで学校で座学として学んだ知識を現場で実践することで、より診療放射線技師の職業を理解することにもつながります。