診療放射線検査技師国家試験の合格率、難易度

診療放射線技師国家試験の難易度

合格率は70%程度

診療放射線技師の国家試験は、診療放射線技師の養成課程がある大学や短大、専門学校で所定の課程を修了することによって、受験資格を得ることができます。試験の合格率は約70〜80%となっています。

診療放射線技師になるには

例年、診療放射線技師の国家試験受験者数は年間2500名前後で推移しています。この10年で一番多かったのは平成25年度で2,907名、反対に少なかったのは平成19年度で2444名となっています。

このように受験者数は年によって400名近い違いは見られるものの安定して応募があることがわかります。

しかし、合格率となると受験者数に関係なく行われた年ごとに差が見られます。診療放射線技師の国家試験は合格させる人数が決まっているわけではなく、あくまで受験者が合格基準に達しているかどうかで判断されるからです。一般に問題の6割程度を正答すれば合格ラインとされています。

とはいっても実施年度によって問題の難易度が異なるため、平成23年度では83.4%の高い合格率だった反面、平成17年度では62.6%という低い水準になっています。合格率が目立って低かった翌年は難易度が優しくなるという傾向がありますが、全体的に合格率は70%程度と考えておくとよいでしょう。

診療放射線技師国家試験の受験者数・合格率

診療放射線技師国家試験受験者数の推移

診療放射線技師国家試験の受験者数は、2,400人~3,000人くらいの間を推移しています。平成27年度の受験者数は3,016人となりました。
診療放射線技師国家試験受験者数_27

診療放射線技師国家試験合格率の推移

直近10年の診療放射線技師国家試験の合格率は、実施年によってばらつきがあります。平成27年度の合格率は78.8%となっています。
診療放射線技師国家試験合格率_27

平成27年度 診療放射線技師国家試験新卒・既卒の受験者・合格率

平成27年度の診療放射線技師国家試験の受験者数は、新卒が2,363人、既卒は653人で比率にすると、新卒78.3%、既卒21.7%です。

合格率は新卒の方が高く、新卒90.9%、既卒35.1%となっています。
診療放射線技師国家試験新卒・既卒合格率_27

診療放射線技師国家試験の概要

国家試験の形式

国家試験の出題形式は5つの選択肢から正解を1つ選ぶマークシート方式になっています。試験科目はまず基礎医学大要で基本的な医学知識が問われます。

そして、専門となる放射線の科目についてはについて放射線生物学(放射線衛生学を含む)をはじめとして放射線物理学、放射化学などが挙げられます。

その他にも、医用工学、診療画像機器学、エックス線撮影技術学、診療画像検査学、画像工学、医用画像情報学といった診療放射線技師の業務の要である画像についての専門科目から、放射線計測学、核医学検査技術学、放射線治療技術学及び放射線安全管理学といったさらに高度な分野についても出題されます。

試験は毎年2月下旬のうちの一日で、午前の部(2時間30分)と午後の部(2時間35分)の構成で実施されています。

平成27年度 診療放射線技師国家試験の概要

試験日 平成28年2月25日(木曜日)
試験地 北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、香川県及び福岡県
受験資格 文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した診療放射線技師養成所において、3年以上診療放射線技師として必要な知識及び技能の修習を終えたもの(平成28年3月18日(金曜日)までに修業し、又は卒業する見込みの者を含む。)など
受験手続き 受験に関する書類は、平成27年12月15日(火曜日)から平成28年1月5日(火曜日)までに診療放射線技師国家試験臨時事務所に提出すること。
試験科目 “基礎医学大要、放射線生物学(放射線衛生学を含む。)、放射線物理学、放射化学、医用工学、診療画像機器学、エツクス線撮影技術学、診療画像検査学、画像工学、医用画像情報学、放射線計測学、核医学検査技術学、放射線治療技術学及び放射線安全管理学
ただし、2のただし書に該当する者については、次の科目を免除する。
基礎医学大要、放射線生物学(放射線衛生学を含む。)、放射線物理学、医用工学、エツクス線撮影技術学、画像工学、放射線計測学及び放射線安全管理学”
合格率 78.8%(平成27年度)
合格発表 平成28年3月29日(火曜日)午後2時に厚生労働省及び各地の診療放射線技師国家試験臨時事務所にその受験地、受験番号を掲示して発表
受験料 11,400円
詳細情報 厚生労働省 診療放射線技師国家試験