心理カウンセラーの生活

不規則で忙しく働く人も多い

心理カウンセラーといっても、人によって得意分野は異なり、活躍の場も多岐にわたります。

ひとつの組織に所属して働く人もいますが、公的な病院や福祉施設などで「常勤」として働けるチャンスはあまり多くなく、とくに学校のスクールカウンセラーや、民間企業の産業カウンセラーとして勤務する場合には、契約を結んで「非常勤」で働くケースも珍しくありません。

非常勤の場合は「週に数日、1日数時間程度」といった勤務形態になるため、生計を立てるためには、いくつもの職場を掛け持ちして働くことになります。

そうなると、どうしても生活時間が不規則になったり、多忙な毎日を過ごすこともあります。ただし、基本的にカウンセリングは日中の時間帯に行われるため、夜勤になることはめったにないでしょう。

休日は研修に参加することも

心理カウンセラーは、とにかく地道な勉強が求められる仕事です。たとえば、勤務時間外で専門書を読んだり、休日を使って外部の研修会に参加することもよくあります。

また、この仕事ならではの特徴として、定期的に「スーパービジョン」というものを受ける必要があります。

これは、スーパーバイザーといわれる経験豊富なカウンセラーから、自分のカウンセリングについて指導やアドバイスを受けることをいいます。

基本的にクライアントとのカウンセリングは1対1で行いますが、その内容が独りよがりにならないためにも、客観的な立場で自らのカウンセリングを評価してもらう機会はとても大切です。

心理カウンセラーはこうした自己研鑽を重ねながら、一人でも多くのクライアントの悩みを解決できるようになるために努力を続けています。

もちろん、まったく息つく暇もないというわけではありません。

人の心の問題に深く触れていく心理カウンセラーは、どうしてもストレスも溜まりやすい仕事です。

実際に、クライアントの重い話を聞きすぎて、心理カウンセラーのほうが参ってしまうというケースもあるといわれるほどです。

上手に息抜きをすることも、この仕事を健康で長く続けていくためには大事だといえるでしょう。