神父・牧師の役割

社会の命綱

今、大半の人は、スピーディーに変化する時代や周囲の人々に歩調を合わせて生きています。

しかし、ふとしたことから、ついていけなくなることがあります。人々が疲れて立ち止まったり、行き場を失った時の拠り所。

それが、神父や牧師に求められる役割です。

信者でなくても、教会は誰でも自由に出入りできる所です。思い悩む人がやってくれば、神父も牧師も静かに話を聞きます。

中には、定期的にカウンセリング時間を設けたり、ホームレス対象の配食活動やアルコール中毒患者を集めた分かち合いの活動を行っている教会もあります。

神父はミサ(カトリック教会の礼拝)で、牧師は礼拝で、わかりやすく神のことばと教えを語り、ミサや礼拝にあずかる人々が神と出会い、生きる力を得られるように導きます。

罪の意識に苦しんできた人には、罪が許される「洗礼」や「ゆるしの秘跡」などを授け、軽やかな人生を取り戻す後押しをします。

そして何より、神父も牧師も、自らが日々信仰の道を歩み、自分たち自身が神の愛や力を感じさせる存在となって、周囲の人々に希望と救いを与えてゆきます。

若手神父や牧師は、後輩の相談相手

「自分たち自身が、神の愛や力を感じさせる存在となる」
ほとんどの新米神父や牧師にとって、短期間でそんな存在にはなるのはかなり難しいことです。

そこで、教会では、新人たちを育成するために、教区や教団ごとに、先輩神父や牧師と交流する機会を設けています。

この中で、若手の神父や牧師は、新人たちの良き相談相手となることが求められています。

ときにはワイワイ飲んだり、食べたりしながら、同じ道を志す者同士だからわかるつらさや悩み、喜びを分かち合い、後輩の成長を支えるということです。