神父・牧師になるには

神父・牧師は資格不要、「召命(しょうめい)」必要

カトリック教会の神父(司祭)・プロテスタント教会の牧師になるために必要な資格はありません。ただし「召命(しょうめい)」は必要不可欠といわれています。

召命とは「神に聖職者となるよう呼びかけられること」。神の呼びかけをはっきりと感じ、その声に導かれるからこそ、一人では尻込みしてしまうような険しい道のりも歩めるといいます。

神の存在を身近に感じながら歩む人生。そこには、神父・牧師の道を選んだ人だけが感じられる喜びがあるはずです。

神学校の入学資格

神父・牧師になるには、基本的に各教派が認定した神学校や大学の神学部での学びが必要です。

カトリック教会はひとつにまとまった教派ですが、プロテスタント教会はいろいろな教派に分かれているので、各教派の認定校を確認してから神学校を選びます。

各神学校共通の主な入学資格は、洗礼を受けてから1年〜3年以上の信者歴、所属教区の司教(カトリックの場合)、もしくは牧師(プロテスタントの場合)の推薦です。

神父に関しては、さらに独身男性であることが加わります。

入学にあたって、とくに必要な専門知識や有利な学部はありませんが、最終学歴は高校卒業以上、あるいは大学卒業を求められる場合が多いようです。

大卒を入学資格に挙げている学校の中には、大学卒業と同等の学力があると判断されれば入学を許可するところがあります。

女性は神父になれませんが、プロテスタント教会の教派によっては女性牧師を認めているところがあります。

神父を養成する神学校は6年制、牧師は4年制のようです。

神学校を経て神父・牧師になるまで

神父として教会中心に活動したい場合、約1年間、神父のアシスタント役である助祭(じょさい)を経験してから神父に就任します。

プロテスタント教会の場合、牧師になるまでの過程は各教派によって異なるようです。

一例を挙げると、神学校卒業後は試験を受けてパスすれば、数年間は伝道師として現場に出られます。その後、再度試験を受け、合格すれば晴れて牧師の職務に就けます。

1人前の神父・牧師になるには、多くの人の悩みや苦しみを受け止めるだけの度量の広さ、深い思いやりが必要です。

こうした特性は、いろいろな背景を持った人々とできるだけ多く接することで磨かれていくものです。

神父・牧師の職務に就く前から、数多くの人とふれあい、受け止めるよう心掛ければ、より着実に神父・牧師の道を歩んでいけるでしょう。