女性の神父・牧師、修道女

女性は神父になれないが…

カトリック教会では、女性の神父(司祭)を認めていません。残念ながら、女性は、神父以外のカトリックの聖職者「司教・助祭」にもなれません。

女性がカトリック教会の教えを広めながら生きていきたい場合、選択肢の一つとして考えられるのは「修道女(シスター)」です。

修道女(シスター)という生き方

日本のカトリック教会には約100の女子修道会が存在し、各修道会に所属する約5,300名の修道女は、共同生活をしながら、それぞれの立場で宣教や社会奉仕活動を行っています。

修道会によって活動内容はさまざまです。

病院、老人ホーム、幼稚園、小・中・高校、大学、各種メディアの運営を通じ、神の言葉を伝えている修道会もあれば、自然豊かな地域に修道院を構え、自足自給しながら信仰を深めている修道会もあります。

一般に、修道女志願者は、修道会に入会してから1年半〜4年かけて、本当に、修道女として生きることを神に望まれているのか、自らその使命を受けとめられるかを自問自答します。

答えが出たら「貞潔・清貧・従順」の約束を神に誓って(誓願)、修道女の道へと踏み出します。

入会前に訪問、見学できる修道会もありますから、興味がわいたら自分に合った修道会がないか積極的に探してみましょう。

「使命(牧師)・妻・母」こなす女性牧師

さて、プロテスタント教会は、教派によっては女性でも牧師になれますし、結婚もできます。

神学校で出会った夫と夫婦で牧師職に就き、2人でひとつの教会を運営したり、教会の信者と結婚したり…。

牧師、妻、さらには母の1人3役をこなす女性牧師の話はよく耳にします。

牧師の使命と女性としての幸せ。これらを両立している女性牧師は理想的に見えますが、女性ならではの苦労があるようです。

女性牧師は男性牧師より苦労が多い?

とかく周りの人達は、女性牧師に牧師としての能力だけでなく「理想の妻・母」まで求めがちです。

信者たちから、常に家事や育児の充実度までチェックされるのは、かなりのストレスになります。

また、中には、女性が牧師を務めることに否定的な考えを持つ信者がいます。こうした信者からは、何かにつけ、厳しい意見が出てきます。

さらに、牧師の子どもにも同様のストレスがかかります。「牧師の子どもだから勉強ができるはず」、「性格もいいはず」。周囲の思い込みが子どもの負担になることもあるようです。

こうした状況に対応するには、まずは家族とのコミュニケーションをしっかりとってストレスを溜め込まないこと、加えて相談できる先輩女性牧師を見つけることだといいます。