審判のトレーニング、勉強

頭の中を整理しておくこと

審判にとって最大のトレーニングは、日頃からルールを再確認して、頭の中でさまざまなケースについて整理しておくことです。

たとえば、野球のルールは、数がとても多く、かなり複雑です。プロ野球選手でも、ルールを勘違いしているケースが出てきます。

サッカーのルールは、その反対に数も少なく、わかりやすいですが、ファールの判定基準は主審の判断に任されています。そのため、判定をめぐってもめることがあります。

審判は、日頃から、ルールを繰り返して熟読し、再確認しておくことが必要です。

また、いろんなケースをシミュレーションして、とっさの事態にもスムーズに対応できるようにしておくことが重要です。

定期的に反省会を開く

過去の問題シーンや誤審例、判定基準などを振り返り、常に頭の中を整理しておくことも、審判にとっては大切な日頃のトレーニングです。

現実に、審判仲間と定期的に反省会を開いている人もいます。

国内はもちろん、海外でも誤審や問題シーンがあれば話し合ったり、自分の判定に意見を言ってもらい、次の機会に活かすようにしています。

試合や練習を見て感覚を養う

時間があれば、試合や練習を見ておくことも、欠かせないトレーニングです。

とくに野球では、イン・アウトの判定やワンタッチ、ストライク・ボールといった判定、さらには反則行為に対する判定は、目が慣れていなければ、見落としたり、見過ごしたりしがちです。

しっかり判定するためには、いつも試合や練習を見て、実戦に慣れておくことが大切です。

プロ野球で、選手がキャンプインすると、審判もキャンプ地を巡り、練習中の選手の中へ入っていくのは、ボールやプレーのスピードに目を慣らすためです。

スタミナ作りも大切なトレーニング

サッカーやラグビー、バスケットボールなど、試合中に動き回らなければならないスポーツの審判は、時間いっぱい走り回るだけのスタミナ作りも重要なトレーニングです。

ほぼ毎日のようにランニングをしたり、審判をする日に合わせてトレーニングと調整をしている人もいます。

例としては、

・担当する試合の3日前に約2時間の激しいトレーニング
・その翌日は少し負荷を落として軽めのトレーニング
・試合前日は、試合本番にコンディションを最高の状態にもっていくことを考えながら、身体を動かす
・試合翌日も、体力を早く回復させるため、軽めのトレーニング

といったことを行います。