新聞社社員に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

新聞社に向いている性格・適性

正義感がある人

新聞社は、テレビ局とともに、日本を代表するマスメディアのひとつです。

インターネットの台頭により新聞の販売部数が減っているとはいえ、まだまだその影響力は非常に大きく、真実を公平に報道することが国民から求められているメディアだといっても過言ではないでしょう。

「取材相手の発言を歪曲させて伝える」「スクープを捏造する」「憶測の域を出ない情報を掲載する」「取材禁止の場所に立ち入って取材する」など、良識のない行動は絶対に許されません。

たった一人の新聞記者のたったひとつの過ちが、長い歴史のある新聞社の信頼を地に落としてしまうことにもつながります。

強い正義感をもって仕事を行うことができる人こそ、新聞の制作に携わる資格があるのです。

知識欲が強い人

新聞は、毎日さまざまなジャンルのニュースを取り上げています。

政治や国際社会の動向、経済の状況を取り上げるページもあれば、野球やサッカーなどのスポーツのページもありますし、家事や育児に関することなどの生活情報を特集するページもあります。

新聞の紙面作成に携わる人は、自分がどの部署の担当になっても困らないように、世の中のあらゆることに関心をもつことが大切です。

知識欲が強く、ニュースを見たり読書をしたりするのが好きな勉強熱心な人が活躍できる職場といえます。

情報収集が得意な人

新聞社の仕事では、情報を収集したり整理したりする能力が欠かせません。

記事の内容に関連する文献を調べたり、専門家に話を聞いたりすることは多いですし、記事にする際には複数の関係者からの取材内容をまとめた上で構成を考えなければいけないからです。

毎日膨大な量の情報が入ってくるなかで、常に締め切りに追われながら作業をすることになるので、どんなときも冷静に情報を取り入れながら取り捨て選択が的確にできる人が求められています。

新聞社で働くには(大学学部・学歴)

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新聞社に向いていないのはどんな人?

体力のない人

新聞社で働くには、まず体力が必要です。

記者の場合は、「夜討ち朝駆け」という言葉があるように、新朝早くから夜遅くまで取材をすることは少なくありません。

校正などの仕事でも、大きな事件・事故、災害が発生したり、大きな社会問題が露呈したりしたときなどは、紙面づくりのために何日も泊り込みで仕事をすることもあります。

締め切りに間に合わせるためには深夜まで仕事をすることも多く、不規則な生活になりがちなため、体力は必須です。

また新聞社の多くは歴史があり、体育会系の企業風土が根強いところも非常に多いです。

精神的プレッシャーに弱い人

新聞やテレビで、過酷な労働環境やいわゆる「ブラック企業」の報道を見たことがある人も多いでしょう。

しかし、新聞社やテレビ局などの実態が報道されることはほとんどありません。

自社が身を置くマスコミ業界に矛先を向ければ、他社から猛烈な批判を受けることは間違いなく、どんな業界も身内に甘いという状況があるからです。

過酷な労働環境やノルマ、人間関係などの精神的な問題を抱え、この仕事を辞める人は多いです。