新聞社は激務?

締め切りを厳守するために

新聞社で働いている人の宿命は、とにかく毎日が締め切りとの戦いになるということです。

多くの新聞社が毎日新しい新聞紙を発行している上に、一日を通して「朝刊」と「夕刊」さらに大きなニュースがある際には「号外」を出すなど、複数の新聞を作成しなければいけないこともあります。

電子版のニュースサイトとは異なり、新聞紙というのは印刷や販売店への配送、各家庭への配布に時間がかかります。

このような時間を逆算した上で、締め切り時刻に間に合うように記事を完成させなければいけないため、新聞社では常にピリピリした緊張感が漂っています。

ときには忙しさのあまり「食事抜き」の状況に陥ることもありますし、記者の場合は文献を集めてリサーチをしたり特集記事を書いたりするために泊まり込みで働くことも珍しくありません。

緊急時には呼び出しも

新聞社にとって正念場となるのは、大きな事件や事故、そして災害が起きたときです。

こうした緊急時は、たとえ深夜であっても大雪であっても本来は休日を取得する予定の日であっても、新聞社の社員は一斉に呼び出されて任務にあたることになります。

そして情報収集にあたったり取材に出て行ったり予定していた記事を差し替える作業にあたったりしながら、事態が収束に向かうまで懸命に働き続けなければいけません。

新聞社で働く以上は、「どんなときでも緊急で仕事に向かうことになるかもしれない」ということを意識しておくことが大切です。

「夜討ち朝駆け」の苦労

また、新聞記者のなかには「夜討ち朝駆け」や「夜回り」と呼ばれる取材をする人もいます。

これは、警察の幹部や企業の役員などから情報を引き出すために、自宅で待ち伏せし、深夜の帰宅時や早朝の出勤時に直接接触を試みることです。

本来であれば広報を通して勤務時間中に取材に応えてもらうのが筋なのですが、たいていは断られることになるので、このような多少強引ともいえる方法で自らの足を使って情報収集をするのです。

この手法は新聞やテレビの記者が長年行ってきたものです。

雨が降る夜や寒い冬の早朝に何時間も待つことも多く、新人記者にとってはとくにつらい仕事のひとつともいえるかもしれません。