女性新聞記者のニーズ

女性の新聞記者が増えている

女性の新聞記者は最近、非常に増えています。女性の社会進出の表れといえば、その通りですが、女性の持つ感性、文筆力、きめ細かな判断力などが、新聞記者の仕事に適しているためと思われます。

以前は、新聞記者の仕事はハードで、生活が不規則になるといわれ、どちらかといえば男の職業とされてきました。しかし、文筆力は女性の方が優れていると指摘する専門家もいます。

文章や文筆力には、きめ細かな感性や感受性などが不可欠であり、読む人に感動を与えるには、書き手の側にそうした感性が備わっていることが条件であるといわれるからです。

新聞記者の適性

新聞は事実を報道するもの、といわれたのは昔のことです。テレビやインターネットの時代に、新聞が生き残るには、事実の報道だけでなく、事実の捉え方、事実の奥底にあるもの、事実が意味するもの等々について、しなやかな想像力と感性によって記事を提供することが大変重要になっているからです。

表現力についても、記者の細やかな感性の裏打ちが必要とされます。

取材にしても、記者の幅広い体験、生活実感があって初めてより深い取材ができるのです。そうした新聞記者の適性を考えると、男性よりむしろ女性の方こそふさわしいのではないかとさえ思われます。

もちろん、夜討ち、朝駆けといったハードな勤務は女性には限界があります。

しかし、こうしたハードな勤務は、社会部、政治部、経済部など、限られたセクションで生ずるケースであり、文化部、生活部、教養部、科学部などのセクションでは、そんなに頻繁に起きるわけではありません。こうしたセクションでは、女性の進出は非常に多くなっています。

政治部、経済部でも、女性記者の進出が見られます。取材される側も、男性記者より女性記者に、よりリップサービスが多くなるといったことがあるかも知れません。

女性記者のニーズが高まる

いずれにせよ、新聞が、単にニュース報道で勝負する時代から、感性の研ぎ澄まされた記事情報で勝負する時代に移るにつれ、女性新聞記者はますます必要とされるでしょう。

女性記者は、新聞社の採用基準では、男性と差別されることはありません。給与、待遇、労働時間など、すべての面で対等が原則です。その分、勤務時間が長くなったり、出張、泊まりなどもあるでしょう。

もちろん、新聞社の側で、できるだけ女性に負担がかからないよう配慮はありますが、基本的に女性記者の側には、仕事には男性記者と同等に取り組むといった気構えが必要になります。

新聞記者だけではありませんが、テレビ、雑誌等のマスコミ業界は女性の進出が多くなっています。これからも、女性記者の活躍がますます増えると思われます。