指揮者の仕事内容

大勢の演奏家の演奏をまとめ上げる

指揮者は、オーケストラや合唱団、ビックバンドなどで指揮をとる人のことをいいます。

指揮者の役割は、さまざまな個性や楽器を持つ音楽家たちの演奏をまとめ上げ、ひとつの作品として完成させることです。

曲には、作曲者が表現したいことや歴史的な背景などさまざまな要素があります。

指揮者は楽譜を読みこんだり、他のオーケストラが演奏する曲を何度も聞いたりして、自分が指揮をとる曲のイメージをつくっていきます。

世界的に活躍する一流のオーケストラでも、それぞれの楽器のパートを完全に把握している演奏者はほとんどいません。

そのような中、指揮者はすべてのパートの音程、音の強弱、音のニュアンスの出し方などを把握し、自分の求める演奏に近づけるように指示を出していきます。

そのため、普段は演奏者のように楽器の練習をするのではなく、曲の分析とリハーサルでの指示出し、また本番の公演で指揮をとることが主な仕事になります。

指揮者の仕事の流れ

指揮者は、楽団に所属している人もいれば、個人で仕事をしている人もいます。

公演の出演を依頼されると、すぐに演奏する楽曲の研究に入ります。何度も曲を聞き直し、各楽器のパートの音や構成などを把握します。その後、演奏する楽団と一緒にリハーサルを重ねます。

オーケストラでは、何十人という演奏家たちが集まります。

それだけ多くの演奏家が集まるわけですから、それぞれの人が持つ曲のイメージと指揮者が持つ曲のイメージは、はじめは統一されていないのが普通です。

何度も練習を繰り返したり、演奏家たちとコミュニケーションをとっていくことで、少しずつ演奏のイメージを統一していきます。

そして、本番までに指揮者のイメージ通りの演奏を作り上げたら、本番では練習してきたものをフルに出し切って聴衆に感動を与えます。