歯科技工士の役割

お口の健康を守る影のスペシャリスト

人間の栄養は口から食べ物を通して吸収します。歯はあらゆる食物を噛み砕き、胃や腸に送るときの第一の関門として大変重要な存在です。歯がなければおいしく食事を取ることもできませんし、食べる楽しみも減ってしまいます。

また、冷たいものを飲んだときちょっとでも歯がしみると気になってしまうように、口の中というのはとても敏感な器官なので、精神的な問題にもつながります。

一方、最近は虫歯や歯周病とあわせて歯のかみ合わせや顎関節症、顔の輪郭といったことまで歯科には求められるようになりました。健康の基本として元気な歯があるという風潮が浸透してきた成果でしょう。

このように生きる上で大切な歯の健康を歯科医師や歯科衛生士とともに担っているのが歯科技工士です。

実際に患者さんの前に登場する機会はほとんどありませんが、縁の下の力持ちとして入れ歯や義歯、差し歯をはじめ矯正装置など、歯に関するさまざまな人工物を日々作っています。

歯科技工士として大切なこと

歯科技工士は一人だけで働くことができない職業です。必ず、歯科医師からの歯科技工物の注文があることで仕事をすることができます。

したがって、歯科医師とのコミュニケーションを円滑にしていくことは仕事をスムーズに進めるためにも大変需要なことです。さらに、学校で学んだことだけでなく、常に最先端の歯科医療や歯科技工についての知識・技術を吸収して、少しでもよいものを患者さんに提供することが大切でしょう。

患者さんの顔は見えなくても、歯科技工の仕事を通してそれぞれの持つ痛みを理解しながら精巧な技術によって成果物を生み出していくのが歯科技工士としての役割です。