歯科技工士に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

歯科技工士に向いている性格・適性

直接患者さんの口腔内におき、口腔や歯の健康を左右する技工物を作る歯科技工士には、正しい医療知識とそれをそれぞれの患者さんにカスタマイズし、正しく技工物として再現する技術が求められます。

医療の専門知識とは、歯科医学や素材・器具、技法などに関する専門的で、コンピュータを用いてデジタル解析が進む現代では、ますます正確な理解が必要です。

また腕やその技術については、詰め物や被せ物、また義歯などの技工物を、精密に造り上げなければなりません。

したがって、正確に造形していける手先の器用さが不可欠です。

この技術力は、経験やトレーニングで身に付けるものではありますが、やはり得手不得手、また好きかどうかなどにも大きく影響を受けるスキルであるといえるでしょう。

それに加えて、細かな作業が長時間に渡って続くため、忍耐力や根気の強さが求められます。

また最近では、日本の歯科技工士の技術力が、世界的に高く評価されており、海外で活躍する歯科技工士だけでなく、日本の歯科現場に学びに来る海外の医療従事者も増えています。

グローバル化に合わせて、語学力や行動力、コミュニケーション力も、歯科技工士に求められる要素になっていくと考えられます。

歯科技工士になるには? 必要な資格は?

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歯科技工士に必要なスキル・能力

人の健康と向き合う歯科技工士という仕事において、歯科技工士に求められるスキルや能力がいくつかあります。

手先が器用であること

歯科技工士は患者さんの大切な歯の代わりとなる義歯などを精密に作り上げる仕事になります。

ものづくりそのものが好きであったり得意である人は、歯科技工士という職業に就く場合において有利であるといえるでしょう。

前向きであること

もともと手先が器用であればあるほど、よりよい仕事ができるというのは確かです。

しかしながら、だれもがいきなり専門技術職である業務をうまくこなせるわけではありません。

もしあなたが細かな作業に自信がなかったとしても、一定程度までは上司や先輩から教わり、また現場での経験を積んでレベルアップをはかることができるはずです。

そのためにも何に対してもひたむきに努力を重ね、チャレンジしていく気持ちが重要となります。

個人ごとの能力や適性は違いますが、その差を埋めていくポイントは、仕事の後や休日でも新しい知識や技術を身につけようとする努力となるでしょう。

日々の仕事のなかで努力を続けることが大切です。

自己研鑽に対するモチベーション

多くの歯科技工士は、長く働いていていくと、やがては独立したいと思うようです。

歯科技工士の仕事は歯科の需要がなくならない限り必ず存在し、これからますますその活躍のフィールドやジャンルは広がるとも考えられます。

ですから、自分の腕や、やり方次第で、自分の思うような仕事をする技工所を開くことも夢ではありません。

もちろん誰でも独立するというわけではありませんが、そのぐらいの高い気持ちを持って仕事を極めるほうが歯科技工士の仕事もうまくいくでしょう。

技術職は自分の努力でどんどんできることや夢が広がる職業です。

歯科技工士として誇りを持てるような仕事を続けていけば、独立への道も開けていくかもしれません。

歯科技工士に向いていないのはどんな人?

では、歯科技工士に向いていない人はどのような人でしょうか?

歯科技工士の一番の仕事は、何といっても精密で正確な歯科技工物を作り上げることです。

デジタル化が進み、機械やコンピュータが担ってくれる作業や部分も増えていることは確かですが、それぞれ千差万別の口腔内にきちんと機能を満たす詰め物や被せ物、また長きにわたり患者さんの食生活を支えていく義歯などを完成させるのは歯科技工士の腕にかかっています。

そのために、細かく根気のいる作業は必要不可欠です。

根気や集中が続かない人、常に違うことをしていたい人などにとっては、根気のいる細かな作業を続けていかなければならない職人ともいえる歯科技工士は難しい職業かもしれません。