歯科技工士の実習

歯科技工実習の必要性

歯科技工士になるためには専門知識を得るだけではなく、実習を通して就職後にすぐ役立つような技術を身につけることが必要です。

これは、単に歯科技工士としての仕事をスタートしてからのためではなく、歯科技工士国家試験には実際に実地試験と呼ばれる実技試験が実施されているためでもあります。

歯科医療が年々高度化していくのにつれて歯科技工の分野でも最先端の技術や機器が次々と開発されて現場に導入されています。生徒が歯科技工所に入ってからスムーズに仕事ができるよう、最先端技術を積極的に取り入れた実習を行う学校も増えています。

さらに、高齢化社会によってますますお年寄りの方々の歯科通院が急増することが予想されるため、歯科口腔介護が学べるカリキュラムを組んだ養成校もあります。

確かな知識を身につけたうえで患者さんの一人ひとりの痛みを考えながら仕事ができる歯科技工士を養成するためにも、養成校での実習は不可欠なのです。

具体的な実習内容とは?

2年制の養成施設であれば、1年次では入れ歯の作り方といった基本的な技術からスタートし、歯科技工物で使われている材料が人体に与える影響などを実習しながら感じ取っていきます。

歯科理工学実習では口の中に入れる歯科技工物の特徴や性質を実験しながら確かめて、安全な歯科技工物とは何かを学びます。また、カービングと呼ばれる口腔解剖学基礎実習では、削ったり形を整えたりする歯科技工のテクニックを身につけます。

2年次に入ると、歯科技工演習において1年次で身につけた基礎的な歯科技工技術をより深め、実際の現場で役に立つスキルを磨きます。また、パソコンを使った歯科模型製作を3次元CAD/CAM装置で実際に行なっていきます。