歯科技工士国家試験の概要・合格率

養成校卒業後の最初の試練

歯科技工士を養成する大学や専門学校を卒業しても、歯科技工士の国家試験に合格しなければ仕事に就くことができません。

しかし、ここ数年の合格率を見ても、90%以上の受験者が合格しているので歯科技工士養成機関で着実に知識とスキルを積み上げていれば、合格の確立はかなり高いでしょう。。

ちなみに、歯科技工士試験には受験資格が設けられています。次のうち、いずれかに該当していなければ国家試験に受験すらすることができません。

1.文部科学大臣または厚生労働大臣が指定している歯科技工士学校または歯科技工士養成所を卒業したり、試験日までに卒業の見込みである人
2.歯科医師国家試験または歯科医師国家試験予備試験の受験資格がある人
3.外国の歯科技工士学校を卒業したり、外国で歯科技工士の免許を取得している人で、上記の1.または2.と同等の知識や技能を持っていると認められる人

歯科技工士になるには

試験の具体的な内容

試験は大きく分けて学科試験と実地試験にわかれています。

学科試験は、歯や口腔にまつわる解剖学や有床義歯技工学、クラウンブリッジ補綴学や保存修復学を学ぶ歯冠修復技工学をはじめ、矯正歯科技工学、小児歯科技工学などのほか、咬み合わせにまつわる顎口腔機能学や歯科理工学そして歯科技工士法などの法規といった8科目から出題され、すべて全科目必修となっています。

さらに、実技を見るための実地試験も行われています。必修試験としては全部床義歯の人工歯配列および歯肉形成とカービングです。また、出題内容は都道府県や受験する年度によってちがう歯冠修復物のワックス形成などといった任意問題も課されます。

歯科技工士国家試験は、平成26年度までは各都道府県で行われていましたが、平成27年度より全国統一で実施されることになりました。

歯科技工士国家試験の受験者数は、平成27年度は1,114人となっています。

歯科衛生士国家試験の合格率は、平成27年度は99.1%となりました。学校で技術と知識をしっかりと学べば、ほぼ合格できるといえるでしょう。

平成27年度 歯科技工士国家試験の概要

試験日 平成28年2月28日(日曜日)
試験地 北海道、東京都、大阪府及び福岡県

受験資格 文部科学大臣の指定した歯科技工士学校を卒業した者(平成28年3月16日(水曜日)までに卒業する見込みの者を含む。)
受験手続き 受験に関する書類は、平成27年12月21日(月曜日)から平成28年1月8日(金曜日)までに一般財団法人歯科医療振興財団に提出すること。
試験科目 (1)学説試験
歯科理工学、歯の解剖学、顎がく口腔くう機能学、有床義歯技工学、歯冠修復技工学、矯正歯科技工学、小児歯科技工学及び関係法規
(2)実地試験
歯科技工実技
合格率 99.1%(平成27年度)
合格発表 平成28年3月28日(月曜日)午後2時に、一般財団法人歯科医療振興財団及び厚生労働省にその受験地、受験番号を掲示して発表
受験料 30,000円
詳細情報 厚生労働省 歯科技工士国家試験