司法書士のつらいこと・大変なこと・苦労

  
難しい司法書士試験に合格してやっとの思いで司法書士になっても、つらいこと・大変なこと・苦労はつきません。

司法書士は社会的価値・金銭的価値の非常に高いものを扱うため、ミスの許されないこともありプレッシャーは相当でしょう。

この記事では、司法書士のつらいこと・大変なこと・苦労について解説します。

司法書士のつらいこと・大変なこと

司法書士のつらいこと・大変なこと
  • 決してミスが許されない
  • 業務量が多い

決してミスが許されない

司法書士が扱う土地や建物、あるいは法人に絡む権利関係は、いずれも社会的価値・金銭的価値が非常に高いものです。

裁判所や法務局での手続きは、複数の関係法規や多数の当事者が絡むため複雑になりがちですが、ミスは許されません。

もし、事務上の見落としや書類の不備などがあり、不動産取引などが成立しなかった場合、その案件を担当した司法書士は社会的な信用を失ってしまうばかりでなく、金銭的な補償を求められるケースもあります。

「完璧にこなして当然」とみなされる司法書士の仕事には、常に重いプレッシャーがつきまといます。

業務量が多い

勤務しているか独立しているかによって多少の違いもありますが、司法書士は一般的に、一人で数多くのことをこなす必要があります。

書類作成などのデスクワークに加え、法務局や裁判所での事務手続き・金融機関とのやり取りなど、事務所内外で多様な業務があり、一日中忙しく走り回ることも珍しくありません。

とくに年度末などの繁忙期は、複数の案件を抱えて業務量は膨大になりがちで、深夜までの残業に追われる人もいます。

さらに、独立している場合は顧客対応などもすべて自分で担当しなくてはならず、依頼者の都合で土日にアポイントが入ることもあり、働き詰めでワークライフバランスが乱れてしまう可能性もあります。

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司法書士の悩み

司法書士の悩みとして、ほかの士業の人々との人間関係が挙げられます。

司法書士は、行政書士弁護士税理士などとの業務の関連性が高いため、それらの士業の人々と共に仕事をする機会が多々あります。

ただ、そうした人々は頭脳が優秀である一方、プライドが高くて態度が横柄だったりと、人間的に癖のある人も少なくありません。

司法書士のなかには、そういった人たちとのコミュニケーションや人間関係の構築に苦労する人もいます。

また、複数人の司法書士で合同の事務所を経営していたり、行政書士事務所と共同運営していたり、あるいは弁護士事務所で勤務している場合は日常的にほかの士業の人々と接することになります。

個人で司法書士事務所を運営している場合と比べると、人間関係の悩みはより大きくなる可能性が高いといえるでしょう。

司法書士を辞める理由で多いものは?

司法書士を辞める理由のなかで多いのは、思ったほど収入が得られないというものです。

司法書士事務所に勤務する場合、基本的に給料は実力次第ですので、とくに実務経験の少ない若手のうちは、たとえきわめて合格率の低い難関試験を突破したといっても高給が得られるわけではありません。

また、いずれ独立するための修業期間とみなされるため、勤務司法書士の給与体系は業界全体でそれほど高くはない事情もあります。

さらに、独立開業した後も、司法書士報酬は弁護士などと比較すると案件ごとの単価が安いため、かなり数多くの依頼をこなさければ高収入を得ることは困難です。

開業前の人脈づくりが不十分だったり、司法書士としては優秀でもビジネスセンスに欠けていたりすると、競合にさらされて、事務所運営に必要な最低限の案件数さえ獲得できない事態も想定されます。

せっかく独立したものの、ろくに食えないので廃業せざるを得ないという司法書士も一定数います。

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司法書士のつらいこと・大変なこと・苦労のまとめ

司法書士の仕事は、複数の関係法規や多数の当事者が絡むため複雑になりがちな一方、それを完璧にこなさなければならないプレッシャーがつきまといます。

司法書士が扱う土地や建物、あるいは法人に絡む権利関係は、いずれも社会的価値・金銭的価値の非常に高いものなので、不備があった時には社会的な信用を失ってしまうばかりでなく、金銭的な補償を求められるケースもあります。

また、司法書士は基本的に一人で数多くの業務を担当するため、激務になりがちです。

さらに、ほかの士業の専門家とのコミュニケーションや、人間関係の構築に苦労する人もいます。

司法書士事務所に勤務する場合、実力によって給料が決まってくるため、合格率の低い難関試験を突破したからといって高収入が望めるとは限りません。

独立したからといって、必ず事業がうまくいくわけではないのは司法書士の大変な一面です。

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