司法書士の資格

司法書士の資格とは

司法書士の資格とは、人々の生活に関わる、たとえば家や土地のこと(不動産登記)、会社のこと(商業登記)、家族のこと(成年後見、相続)の専門家として、高度な法律知識を有する人に与えられる国家資格です。

国民の生命と財産に関わる重要な業務は国家資格がないとできないとされていますので、司法書士もそれに含まれる重要な仕事だということです。

受験資格は一切なく、誰でも受けることができます。試験は2回に分かれており、7月にある筆記試験と10月にある口述試験に合格したら、晴れて資格取得となります。

試験は年に1回で誰でも受けることができるため、受験者は毎年3万人を超えるという人気ぶりです。

司法書士試験の難易度、合格率

「認定司法書士」とは

一定の研修を受け、法務大臣の認定を受けた「認定司法書士」としての資格を得ることで、さらに業務範囲は広がり、制限はあるものの民事事件など裁判業務も扱うことができます。

司法書士は、「身近な街の法律家」として、権利の保護を通じて人々が安心して生活できるよう法律面からサポートする専門家です。

司法書士の資格試験は実務に役立つ

他の資格試験の中には、資格取得のための試験勉強が合格後の実務にはあまり関係ないということがあります。

一方で、司法書士の場合、資格試験のために勉強した書式や択一問題は実務でも役立つことが多いといわれるため、試験合格後には得た知識を実務に活かすことができるでしょう。

主な試験科目

司法書士試験は、7月に行われる筆記試験が実質上の勝負です。

試験は午前の部と午後の部に分かれていて、午前はマークシートによる選択式、午後はマークシートの選択式と記述式の問題に挑みます。

試験科目は憲法、民法、刑法、商法という基本的なものが午前の部に出題され、午後の部では不動産登記法や商業登記法をはじめとする司法書士ならではの試験科目になります。

午後の部にある記述式の問題は不動産登記法と商業登記法それぞれについて1問ずつ、難易度の高い問題が出ています。

口述試験の内容

筆記試験に合格したら、今度は10月に口述試験があります。口述とは、口頭での会話形式で出題されたことに対して、口頭で回答するという形式のことです。

筆記試験のようにじっくり考えて回答するというより、その場で機転良く回答する必要があるので難しいのではないかと考える人が多いのですが、実際には口述試験で不合格になった人はほとんどおらず、受験者のレベルを探るために行われているといわれています。

資格取得と就職の関係

毎年1000人に満たない合格者しか出ていない資格なので、資格を取得すると就職に有利であることはいうまでもありません。

法律事務所や司法書士事務所などの法曹関係が大半ですが、一般企業の法務部門などで活躍している人も多くいます。

難関資格ではありますが、取得すればそれにふさわしい就職環境が待っているといってよいでしょう。