市議会議員になるための学歴、大学、学部

学歴不問だが…

市議会議員(市議)に、学歴は問われません。市議会議員選挙への立候補条件の中に、学歴に関するものはないのです。

実際、現役市議たちの最終学歴を見ると、中卒から大学院卒までさまざまです。

ただし、昨今、市議の中には、現職についてから大学院に入学し、政策を学ぶ人が出てきています。

市の権限と責任が大きくなった今、地方政治の現場では、「どのような市を目指して、どんな問題をどう解決していくか」という政策の提案力が求められるからだと考えられます。

そうだとしたら、チャンスがあれば政策面などを中心に地方政治について学んでおいたほうがよさそうです。

大学や大学院の政策創造学部、政治経済学部、地方政治行政学研究科などなら、市議を含む地方議会議員志望者などを対象に、政策をどうやって立案し、実現するかなどを指導するようです。

現役地方議員を講師に招いたり、議員事務所でインターンシップを行う大学もあります。

市議になるための学歴は不要ですが、市議になったのちのことを考えて、政治の現場で必要な基礎知識は身に付けておきたいところです。

市議になるために有利な学部はあるか?

市議としての基礎力を養う目的なら、政策や地方政治など、政治そのものにかかわる分野のほかに、介護、少子化、貧困など、ほとんどの市が直面している問題を扱う分野を学ぶことも選択肢に入ります。

介護を学び、介護職の経験を積んでから出馬したある若手市議は、選挙中にその経歴を訴え、他候補との差別化を図りました。

現在は、議会で、介護関連の問題について、知識と現場経験を踏まえ、突っ込んだ質疑を行っているそうです。

若手が出馬する場合、多くの有権者が悩んでいる事柄についての専門知識と経験があれば、有権者の期待や支持を集めやすくなります。

そういう意味では、地域の問題を取り上げる学部は、市議になるために有利な学部といえます。

当選後も、自らの得意とする分野があれば、市議としての成果を上げやすく、地域に貢献できる可能性が高くなります。