社会起業家になるには

誰もが目指せる職業

社会起業家になるにあたり、特別な資格や学歴は一切不要です。

年齢や性別も関係ありません。

事業を通じて社会貢献をしたいという確固たる目的さえあれば、誰もが目指せる職業であると考えていいでしょう。

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必ず必要なものとは

社会起業家を目指すにあたって必ず必要なものは、社会に関する何らかの問題意識とそれを変えたいと思う情熱です。

この二つが社会起業家の原点。事業計画や資金調達はその後の問題です。

この二つを持つためには社会全体にアンテナを張り巡らせ、多くの情報を収集することが必要不可欠です。

時には海外に出ることも必要でしょう。

実際に現在活躍している社会起業家の多くは諸外国の現状を知ったことが動機になっています。

起業には苦労が付きものですが、原点に立ち返ることで鼓舞され、成功への道を邁進することができたと多くの社会起業家が語っています。

事業内容に応じた資格は取得しよう

特別な資格が不要であるとは言え、立ち上げる事業によっては取得する必要が出てくることもあります。

例えば、保育系の事業であれば保育士の資格、製造系の仕事であれば各種免許など自身が会社を運営していく上で必要性が生じたものは適宜取得していきましょう。

また、早い人では学生の段階で起業するケースも珍しくありませんが、社会的企業は軌道に乗るまで何年もかかることもあるため、通っている学校は卒業しておくことをおすすめします。

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ノウハウを学べる学校に進学するのも良い

世界的に見ると日本の社会起業家はまだまだ少数であることは否めませんが、その飛躍は目覚ましく、今後もますます盛り上がりを見せていく業界であることが予想されます。

こうした状況を受けて社会起業家を志す人たちが学べる教育機関も増えてきました。

2010年に設立された社会起業大学は日本で初めて社会起業家を養成することに特化したビジネススクールで、これまでに400名を超える人材を輩出しています。

卒業後も起業を手厚くサポートしてくれるシステムが整っており、近年志願者が増えているようです。

東京大学や九州大学、東京工業大学、慶應義塾大学といった名門大学でも社会起業家を目指すにあたって必要な知識が得られる講義やプログラムが設置され始めました。

社会起業家を目指す人はこういった教育機関への進学も視野に入れておくと良いでしょう。

学歴不問

社会起業家に特別な学歴は不要です。早い人では高校生の段階で起業することもあります。

ただし、社会問題に目を向け、解決策を模索することは経験の豊富さや見てきた世界の広さに裏付けされるという側面もあるのが事実です。

自身の失敗や挫折の体験が事業に生きるということも大いにありえます。

また成功している社会起業家の多くは留学やインターンで諸外国の現状を知り、触発されています。

加えて、年齢不問の業界です。体力が許す限り、いくつで起業しても遅すぎるということはありません。

教養を身に付け、経験を重ねる意味でも進学がマイナスになることはないと考えて下さい。

社会起業大学とは

2010年、日本で初めて社会起業家を養成するビジネススクールが設立されました。これが社会起業大学です。

ここでは社会起業家に必要な理論や実践方法を1から学ぶことが可能です。

ダブルスクールの学生や社会人でも通えるように夜間も授業が設置されていたり、映像による補講が受けられたりと18歳以上であれば誰でも入学できるのが魅力です。

段階的に3つのコースが設置されており、一番基礎的なものであれば6ヶ月で受講が完了します。

400人を超える卒業生が現在活躍しており、卒業後もサポートが受けられることで評判を呼んでいます。

大学でも学びの場が増えている

東京大学は文京区と共同で社会起業家の育成に関する研究を進め、プログラムを設置してきました。最近ではNPO法人ETIC.がパートナーとして加わり、より実践的な学びの場を提供しています。

九州大学ではQRECと呼ばれる機関を設置し、人材育成のためのプログラムを展開しています。

東京工業大学では大学院過程で社会起業に関する事例を考察できるコースを設置し、人材の養成に寄与しています。

この他にも多くの大学で社会起業に関する講義が開設されるようになりました。

ただし、起業の原点は自身の興味や関心に大いに影響されます。

そういった観点で考えると自分の好きな分野で学びながら並行して社会起業に関する知識を増やしていくのも良いのかもしれません。