社会保険労務士の独立

社会保険労務士は独立が可能

社会保険労務士は、国家資格を生かして独立することもできる仕事です。

しかし、国家試験に合格するだけでは不十分であり、その後、全国社会保険労務士会連合会に社会保険労務士として登録を済ませることで、独立して社会保険労務士の事務所を開業することができるようになります。

社会保険労務士の試験を受ける人のなかには、いずれは独立開業することを目標にしている人もたくさんいます。

独立をめざす人が多い理由のひとつとして、開業して自分の事務所を持てば、自分の腕次第で収入を増やすことができることが考えられます。

社会保険労務士の仕事は、顧客からの報酬額はそれぞれの事務所ごとに自由に設定することができるため、顧客と信頼関係さえ築ければ大幅な収入アップが期待できます。

独立すると自分で経営方針を定めることができるため、会社勤めの場合とは異なり、自らの得意分野や専門性をより深めていきやすいというメリットもあります。

もちろん、成功するためには「営業力」や「交渉力」など、社会保険労務士としての専門知識や事務能力以外にもさまざまな能力が必要になります。

顧客の新規開拓の大変さ

社会保険労務士が独立開業して事務所をもつ場合、大変なのは顧客を新規開拓することです。

社会保険労務士というのは、仕事を通して企業の経営状態や雇用状態を知り尽くすことができる存在です。

企業にしてみれば、頻繁に担当の社会保険労務士を替えることは会社の内情を外部に漏らすリスクを高めることにもなるため、できる限り特定の社会保険労務士と長く付き合って信頼関係を築きたいと考えています。

そのため、それなりの規模の企業になればなるほど、特定の社会保険労務士事務所と長年取引を続けており、強い信頼関係ができあがっている場合も多くあります。

そこに新たに入り込んで契約をとるのは至難の業といえるでしょう。

一方で、もしもその事務所に後継者がおらず、たとえば5年後には事務所をたたむような予定があるのであれば、顧客を一気に獲得できる可能性もあります。

独立して事務所を開くことを考えるのであれば、どのような顧客をターゲットにするのか、その顧客は今までどこの事務所と何年ぐらい取引をしているのかを入念に調べ、勝算を考慮した上で立地を決めることが必要不可欠です。