社会福祉士の役割

福祉全般の相談業務を担う

社会福祉士の仕事は、高齢者、障害者、子どもなど日常生活において、何らかの支障がある人たちの相談に乗ったり、助言や指導を行い、生活の質を少しでも向上できるようにサポートする仕事です。

ケースワークという個別指導計画などの書類を作成し、一人ひとりに合ったサポートの仕方や行動計画などを考えて、生活の質を高めていく手伝いをします。

利用者との信頼関係を築き、相談業務を進めていくことが求められます。

社会福祉士は、社会や福祉全般の知識が必要です。問題に対して適切なサポートをおこなえるように、常に最新の社会福祉法令や地域の情報をキャッチアップすることも欠かせません。

超高齢化社会で社会福祉士の役割はより重要に

今後20年間続く超高齢者社会により、社会的格差や経済的な問題から公的な援助が必要となるお年寄りが増加すると推測されています。

そのため、以前は社会福祉全般を担ってきた社会福祉士の役割が、高齢者よりにシフトしつつあります。

高齢者が増えているなかで、福祉施設と各自治体や病院との連携はスムーズにできているのか、高齢者施設に入居を希望している利用者に対してのサポートのあり方に問題はないのかなど、社会福祉士が対応することは数多くあります。

これからの社会福祉士は、介護サービスや各自治体の高齢者福祉課、病院などの高齢者関連機関のほか、裁判所や検察庁、警察などとも連携し、高齢者の生活を守る重要な役割を担っています。

社会福祉士として責任を持つ

社会福祉士として、知識とスキルを持っていれば、どんな状況の相談者に対しても、相談に乗ることができるでしょう。

ですが、それよりも重要なのは、相談者の問題の本質を知ることです。

訪問やカウンセリングを重ね、ときには相談者の介助を行いながら信頼関係を深めていくことで、初めて相手の立場に立ったものの見方やサービスの提供ができます。

相談者の支援をおこなう際には、その人にとって最良のサポートができるよう、社会福祉士としての責任を胸にいつも誠実な対応が望まれています。

社会福祉士の職場での役割

社会福祉士の活躍の場は幅広く、特別養護老人ホームの生活相談員では、介護に携わる場面も多々あります。

介護の現場はお年寄りとのコミュニケーションが密で、日常生活の把握もできるため、よりその人に合った援助計画を立てることができます。

また、施設で共に勤務するケアマネジャーや介護職員の意見も大切な情報となります。

そういった点からも、相談者が施設に入所している場合、施設職員との連携を円滑におこなうことで、最適な支援を提供できます。

一方、注意したいのは相談業務で情報を得た場合は、守秘義務を守りながら、その他の職員との報告・連絡・相談を必ず行い、施設や各部署にとって情報の共有を心掛けるという点です。

職場によって立ち位置はさまざまですが、どんな立場にいても、利用者中心の支援をおこなっていくことが社会福祉士の重要な役割といえるでしょう。

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