社会福祉士とケアマネジャーの違い

一見似たような仕事と思われがちな社会福祉士とケアマネージャーのお仕事。

しかし、実際には大きな違いがあるのです。今回はそんな二つの仕事の違いについてご説明しましょう。

国家資格と任用試験の違い

社会福祉士は、昭和62年6月の国会で成立した「社会福祉士及び介護福祉士法」で規定された、社会福祉業務に携わる人の国家資格です。

一方、「ケアマネジャー」の正式名称である「介護支援専門員」は国家試験ではなく、任用試験という資格となります。

ケアマネージャーの仕事

任用資格とは、特定の職業に就くことを任されるための資格です。

そのため、資格試験を合格したからといって、ケアマネージャーになれるのではなく、資格資格に合格後、所定の研修を受け、実務に就くことで初めて効力を発揮する資格です。

また、社会福祉士には更新制度はありませんが、ケアマネージャーには5年毎所定の研修を受け更新をおこなうことが必要です。

社会福祉士とケアマネージャーの役割の違い

社会福祉士は、「児童福祉」「家庭福祉」「障害福祉」「高齢者福祉」「生活保護」「障害者の就労支分野」「法務」の分野など、幅広い分野での相談援助の業務にあたります。

その一方、ケアマネジャーは国の介護保険制度に添って、介護の必要な高齢者を対象に介護に関する相談援助や、各種介護保険関連の手続きが業務の中心にあります。

したがって、社会福祉士とケアマネージャーには、同じ福祉の仕事ながら、業務範囲に大きな違いがあるといえます。

ケアマネージャーから社会福祉士へ

ケアマネージャーの中には、実務経験をへて社会福祉士をめざす人も大勢います。

ケアマネージャーの業務は、社会福祉士の資格をとる上でとても有利に働きます。

ケアマネージャーの業務は、大卒以外の学歴をもつ社会福祉士受験者の必須条件のひとつである「相談援助業務」にあたります。

この相談援助業務は、高卒ならば「4年」、短大、専門学校等卒ならば「1〜2年」の実務年数を必要とし、ケアマネージャーの仕事を続けながら実務経験を積むことができるのです。

またケアマネージャーは、社会福祉士の試験科目の「高齢者に対する支援と介護保険制度」の知識に長け、その他の科目にも通髄する知識をもっています。

そして、ケアマネージャーを取得するため猛勉強をした経験も役立つはずです。

その逆に、少数ではありますが、社会福祉士がケアマネージャーを取得することもあります。

その際は、社会福祉分野の試験問題を免除される仕組みになっており、こちらも、資格取得に有利といえるでしょう。

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