社会福祉士受験者に福祉現場のプロが多い理由

社会福祉士になるための道筋はさまざま

社会福祉士への道筋は、他の国家資格に比べ柔軟性があり、たくさんの選択肢から資格取得を目指すことができます。

そのため、社会人が一念発起し社会福祉士になることも可能です。

そんな社会人のなかでも、福祉現場の相談業務経験者が社会福祉士を目指すケースが多い傾向にあります。

社会福祉士を取得することでキャリアアップが可能

地方自治体で働く公務員や、老人福祉施設の相談員など、福祉分野の相談業務をおこなうために特別必要な資格があるわけではありません。

とくに地方自治体の福祉担当者は、採用当初は「一般行政職」として採用され、福祉課に配属されて初めて社会福祉に携わることとなります。

そのため、社会福祉の仕事に携わり、「より専門的な助言や働きかけができるようになりたい!」「社会福祉分野でキャリアアップを目指したい」と思えば、働きながら社会福祉士を取得しスキルアップするのが近道なのです。

福祉現場のプロが社会福祉士目指す方法

福祉系の学歴を持たない福祉現場のプロが社会福祉士を目指す場合には、所定の相談援助業務経験(大卒は除く)と、一般養成施設で所定のカリキュラムを修了することが共通要件となります。

社会福祉士の受験要件

・大卒:一般養成施設での履修のみ
・短大・専門学校卒:1〜2年の相談援助業務+一般養成施設での履修
・高卒:相談援助業務4年+一般養成施設での履修

社会福祉士になるには

一般養成施設とは?

社会福祉士の養成施設は一般と短期に分かれ、一般の大学、短大、高卒の人は一般養成施設の履修が必須となります。

一般養成施設は全国に72あり、通信制、夜間制、昼間制など通い方のバリエーションが選べ、1年〜2年程度の期間で修学することができます。

社会福祉士は最短ルートが得策ではない?!

平成26年の社会福祉士合格率は27.5%。一方、福祉系の学歴を持たず、福祉現場の経験を重ね社会福祉士を目指す人合格率は34.9%と全体の合格率を大きく上回る結果でした。

ちなみに社会福祉士取得の最短ルートである福祉系大学からの試験合格率は25.2%足らず。

この点からも、経験と知識が豊富な福祉現場のプロが社会福祉士取得に有利なことがわかります。

社会福祉士を目指すためには、最短ルートばかりに目を向けがちです。しかし、肝心の国家試験は卓上の勉学だけでは不十分な点も多く、福祉系大学の進学だけがゴールではないことも十分に理解しておきたいものです。

社会福祉士はけして学歴が重要ではありません。

どのルートから社会福祉士を選ぶかは人それぞれ。社会人として福祉施設や行政施設で相談援助の経験を積み、自分の身をもって「社会福祉」を学ぶことも社会福祉士を目指す一つの道です。

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