大卒の社会福祉士

社会福祉士の受験者数の62%が福祉系大学等の新卒、既卒者という事実

社会福祉士の最短ルートである福祉系大学。国家試験に合格すれば、卒業と同時に社会福祉士として活躍できるとして、将来、福祉系の仕事につきたいと思っている学生にとって魅力ある進路先です。

また、国家資格の受験者数比率が最も多いのも特徴のひとつ。平成26年の総受験者数は4万5578人。その中で福祉系大学の新卒、既卒者は2万8313人と、じつに62%を占めています。

福祉系大学で社会福祉士をとるなら一発合格を目指そう!

社会福祉士の受験者の過半数を占める福祉系大学。しかし合格者をみてみると25.2%と全体の合格率27.5%を下回る結果となっています。

これにはちょっとしたからくりがあります。

福祉系大学ルートの受験者数には、新卒者と既卒者が含まれています。

福祉系大学ルートの合格率は平均合格率よりも下回っていますが、新卒では41.7%と高水準の合格率を誇っています。

しかし、既卒者は15.9%に留まり、結果的に福祉大卒の合格率を低くさせる要因となっているのです。

大学時代は勉学に集中できる環境が揃っています。しかし、一度試験に落ちてしまうと大学卒業後、慣れない仕事をしながらひとりで受験勉強をしなくてはなりません。

そのため受験に不利な状況となってしまうのです。

最短ルートで社会福祉士を目指すならば、何としても一発合格を目指すことが得策でしょう。

未経験のまま現場に就くリスク

大卒も、相談援助業務経験者も国家試験をクリアすれば同じ「社会福祉士」です。

大学を卒業してすぐにケースワーカーや行政の福祉課に配属された場合、短期間の研修後、すぐに即戦力として相談者の案件を任されることもあります。

そういった場合、大学で培った知識や現場実習だけの経験値で物事を判断し、相談者の気持ちに添った対応ができないケースも多くあります。

ほかの職業で実務経験のある新米社会福祉士よりも、相談者とトラブルが生ずるリスクが高いといえるでしょう。

しかしトラブルや失敗は、社会福祉士としてのスキルアップに必要不可欠。失敗やトラブルを重ね、相談者との信頼関係の築き方を学んでいくことが重要なのです。

大卒の社会福祉士は、理想と現実のギャップから、就職一年目で転職を考える人も多くいます。

ですが、ひとつひとつの案件をクリアすることで、社会福祉士として着実に成長していくことができることを忘れてはなりません。

真の社会福祉士となるために、日々経験を積みあげていくことが大切です。

仕事体験談