声優のトレーニング、発声練習

自分の「声」を使って表現する声優にとって、日々の地道なトレーニングは避けて通れないものです。

ここでは、声優がよく行うトレーニングのうち、代表的なものを紹介していきます。

発声練習は基本中の基本

滑舌を良くし、声の通りを向上させるための発声練習は、声優にとって最も基本的なトレーニングです。

しかし、ひと口に発声練習といっても、口の開け方、早口言葉、呼吸法など、さまざまなものがあります。

これらは声優の養成所や専門書などを通して学ぶことができますが、正しいやり方を身につけたら、それを毎日少しでも欠かさずに続けることが大事です。

スポーツ選手が毎日トレーニングをするのと同様に、声優の世界でも「基礎的なことを疎かにしない人が、最終的には成功できる」といわれています。

また、間違った発声を続けていると、喉にポリープや声帯結節ができてしまうこともあります。

「声」で勝負する職業だからこそ、正しい発声技術を身につけることは不可欠といえます。

さまざまな情報に触れ、創造性を高める

声優として活動していくためには、表現力や創造性を養うことも欠かせません。

映画やドラマを見てプロの役者から演技を学んだり、音楽を聴いたり、本を読んだりと、さまざまな芸術表現や情報に触れることで、日常的に感性を高める姿勢が大切です。

こうした努力の結果は、すぐに現れるものではないかもしれませんが、長く声優として生きていくうえでは大きな力となります。

「表現者」として自分の中の引き出しが増えていけば、どんな役がきても対処できるようになるでしょう。

また、個性を養うのにも役立ちます。

体力をつけ、健康な身体を維持する

声優は、自分の身体が資本です。

せっかく仕事をもらえても、もし風邪や病気にかかってしまえば仕事ができなくなってしまいます。

普段から健康管理をしっかりとすると同時に、基礎体力をつけて元気な身体をつくっておきましょう。

激しいスポーツをしなくても、日々積極的に身体を動かすだけで体力はついていくものです。

しっかりとした身体があってこそ、安定した声も出せるようになります。

読解力の向上に努める

声優の仕事では台本を読む機会がとても多いですが、ただ書かれたことを棒読みするだけでは一流の声優とはいえません。

物語の背景やキャラクターの性格を理解し、自分のものにするためにも、普段から本や新聞などをよく読んで読解力を高めておくことが大切です。

また、小説に登場するさまざまな人物の役になり切ってセリフを読んでみる訓練なども、表現力を高めるうえでは役に立つでしょう。