声優のセリフ練習

さまざまな感情を表現できるように

さまざまな役を演じる声優は、キャラクターの多様な感情を上手に表現できなければなりません。

もともと感情表現が豊かな人もいますが、どんな場合においても、演じる役と場面にピッタリの感情を言葉で表現していくためには、日頃からセリフ練習をすることがとても大事になってきます。

声優のセリフ練習の方法の一つとして、「同じ言葉を違う感情を込めて読む」といったものがあります。

たとえば、「こんにちは」という言葉をテーマにするとします。

その言葉を「元気よく」「落ち込んだ様子で」「怒った様子で」「照れている様子で」といったように、次々と異なる感情を込めて表現するのです。

たとえ同じ言葉でも、違う気持ちで表現しようとすれば、その言葉がどんな時に使われているのかシーンを想像する必要があります。

こうした練習をさまざまな言葉で続けているうちに、自然と表現力は高まっていくでしょう。

映像を見ながらセリフを読む

テレビでアニメの映像を流しながら、そのシーンのセリフを実際に読んでみるといった練習方法もあります。

テレビの音量を消し、代わりに自分の声を録音して聞き直してみることで、客観的に発声方法や感情の込め方を確認することもできるでしょう。

自分では上手にできているつもりでも、人が聞けば聞きづらかったり、滑舌が悪かったりする可能性もあります。

普段から、人から聞かれている自分の声をよく把握しておくことは、声優として活躍していくうえでとても重要になってきます。

オーバーリアクションをとって練習する

声優が演技をする場合、自分では大げさに感じるくらいでも、他人から見ればそうでもないといったことはよくあります。

とくに慣れていないうちは、どうしても恥ずかしくなってしまい、リアクションが小さくなってしまいがちです。

しかし、中途半端な表現では、本当に相手に思いを伝えることは難しいものです。

声優は役者と違い、身体を動かしながら演技をすることは普通ありませんが、セリフ練習をする時は自分が役者になった気分でやるという人も多いようです。