精神保健福祉士に向いている人、適性

思いやりの心と相手のニーズをとらえる力がある人

精神保健福祉士も、「ソーシャルワーカー」と呼ばれる仕事の一種です。

基本的には、障害者本人やその家族がよりよい生活を送れるよう、社会福祉の専門的知識を持ち、あらゆる視点からサポートしなければなりません。

社会福祉について強い興味があることは、この仕事を目指すうえで大前提だといえます。

そのうえで、本人を取り巻く生活環境や経済状況を考えながら、社会のなかでどういう立場に置かれているのかという全体を見る力も必要です。

社会福祉のなかでもとりわけ精神障害者が抱えている問題は複雑であるため、思いやりを持って相手のニーズを感じ取れる繊細な気持ちが求められます。

精神障害者も「個」として接することができる人

精神障害者は、精神科病院における人権侵害、また社会に復帰してからもさまざまな壁にぶつかっています。

そういった人と日々向き合う仕事だからこそ、「一人ひとりの人権をしっかり守っていこう」という確かな意志も求められます。

一方で、障害者だからといって変な気を遣い過ぎたり、サポートし過ぎてしまうと障害者自立の精神にそぐわなくなってしまいます。

患者である前に、社会の中で生活を営んでいる独立した個人であることを忘れてはいけません。

悩み、苦しむ人の力になりたい気持ちがあること

精神障害者やその家族は、社会とのかかわりが離れてしまいがちです。そこで、精神保健福祉士は社会と患者さんをつなぐ窓口として大切な役割を担っています。

重い精神障害を抱えてしまうと勉強や仕事も続けるのが難しくなったり、「社会で生きる」ということそのものが困難になることがあります。

ひとりの人間として、そういった思い悩みを持つ人にどう心を交流していくのか。これは、精神保健福祉士の人たちが常日頃直面している課題です。

最後は人と人とがつながる気持ちが大切であることは、他の仕事と同じです。

悩み苦しんでいる精神障害者の人たちとともに寄り添いながら社会復帰を目指せるよう、温かな気持ちで接することができる人が求められています。

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