精神保健福祉士に必要なこと

「傾聴」の姿勢

精神保健福祉士にとって最も大切といえるのが「傾聴」の姿勢です。

傾聴とは、人の考えや思いに対して耳を傾けることをいいます。相手は何を伝えたいのか、本当はどう考えているのか。それを理解し、適切なサポートをするために、傾聴は非常に大切なものとなります。

人権尊重

多様な価値観やバックグラウンドを持っている人と接することになります。

とりわけ、精神障害を持つ人は、いわゆる一般的に健康な人とは異なる行動や思考をすることも多々あります。

たとえそうした面を見ても、相手をバカにしたり卑下したりすることなく、一人ひとりに人権があることを心から理解して、思いやりをもって接することが求められます。

自己決定の原則

ソーシャルワークに携わる人にとって、忘れてはならないのが「自己決定の原則」という考え方です。

精神障害者は判断力が著しく低下していることも多く、うまく自己主張や自己表現ができない人も少なくありません。

それを前提としたうえで、相手がどのような生き方をしたいのか、何を望んでいるのかを掴み取る必要があります。

あくまでも、相手の望むものに対してどうサポートしていくかを考え、行動することが精神保健福祉士の役目です。自らの勝手な考えで、相手に「こうしなさい」と押し付けてはいけません。

資格や専門知識

精神保健福祉士として働くには、精神保健福祉士の国家資格が必要です。

この資格を取得するために、大学や専門学校などで精神保健分野に関して専門的に学んでいくことになりますが、精神保健福祉士として働き始めてからも、自ら知識を深めていく努力は欠かせません。

精神疾患といった心に関わる問題を正しく扱うには膨大な専門知識が必要となりますし、精神障害者をとりまく環境も、時代とともに変化し続けています。

新しい制度も生まれていくため、常に時代の状況やニーズを捉えたうえで、専門性を深めていくことが大切です。

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