青年海外協力隊員の難易度、倍率

青年海外協力隊の応募者数は、年々減少傾向にあるといいます。実際のところ、全体の倍率や、人気職種の倍率はどうなっているのでしょうか。

全体の応募状況の推移

2014年秋募集では要請数1,112人に対して応募者数は1,399人、倍率は約1.25倍でした。

また2015年春募集では同904人に対して同1,364人、倍率は1.49倍でした。

このように、全体の求人倍率としては1.5倍を切っているのが現状です。

職種別の倍率の違い

平成27年度春募集の部門別で見ると、最も倍率が高いのは計画・行政部門の2.59倍です。商業・観光部門の2.46倍がそれに続きます。

反対に、最も倍率が低いのは鉱工業部門の0.34倍。次に0.45倍の農林水産部門となっています。

職種別では高齢者介護が定数1に対して応募者数14人の14倍。応募者数トップはコミュニティ開発の226人で、倍率は3.64倍です。

難易度は職種によって大幅に変わる

倍率が高い職種はそれだけ競争相手が多いということですが、必ずしも採用試験自体の難易度とは比例しません。

一般に専門性が低い職種に人気が集中する傾向があり、この場合試験内容はそれほど難しくないが、その中でどれだけアピールできるか、という難しさがあります。

反対に国家資格や特殊知識が必要な専門職では、倍率は低いけれども試験内容は難易度は高い、というケースもありえます。

職種選択の工夫で合格率を上げる

たとえば自分の専門分野が「マーケティング」だった場合で考えてみましょう。2015年春募集では、マーケティング職種の定数3に対して、9人が応募しており、倍率は3倍です。3倍というのは、全体から見てもかなり高い方です。

そこで、「デザイン」という職種に目を向けてみましょう。こちらは定数5に対して応募が4で、定員割れを起こしています。

そこでもし、自分が「デザインもできるマーケッター」だった場合、デザイン職に目を向けてみると、合格率がアップします。

本当にやりたい職種以外には就きたくないという人には向かない考え方ですが、どうしても青年海外協力隊に行きたいという人は、自分の持っている技能に当てはまる、倍率が低い職種を探すのもひとつの手ではあります。