政治家の選挙活動

選挙戦のしばりとは?

日本では、選挙戦においてルールがあります。「公職選挙法」と呼ばれていて、選挙運動として、してはならないことが決められている法律です。

これにより、戸別訪問が禁止されていることから、選挙カー(自動車)による候補者氏名を連呼する選挙運動が行われていることは誰もが知るところでしょう。

後援会の活動として、選挙活動ではなくあくまで後援会へ誘うことを名目に、各家を回ったりということもよく見られることです。

ただし、ネット選挙が解禁されたことにより、今後はより幅広い選挙活動が行われることとなるでしょう。

地方選挙の選挙活動

記憶に新しいのは、名古屋市長に再選した河村たかし氏の選挙戦。選挙カーでは、本人の声を流し、本人は自転車で街宣するなど独自スタイルが今回も注目を集めました。

今回の名古屋市長選挙には、河村氏含め3人が立候補しまし、当選確率は30%を超える数字でした。しかし、地方議員の場合その数は全国で3万5000人以上であり、高倍率3市区町村でも当選確率50%以上と国政選挙に比べてかなり高い数字です。

また全国で差はあるものの、地方議員の選挙の平均倍率は1.2倍と非常にハードルが低いのが現状です。

加えて選挙時に支払う供託金も、一定の得票数となれば返金されますし、選挙カーやガソリン代などは、一定の得票数が得られた候補者は、公費負担となるのです。

地方議員は、倍率、選挙に要する資金などさまざまな面で、ハードルが低いといえます。

国政選挙の選挙活動

大きな地元とのコネクションである「地盤」や潤沢な「資金力」、そして「認知度」が必要と言われる国政選挙(衆議院議員選挙・参議院議員選挙)ですが、政治家への道は、どうしたら開けるのでしょうか。

衆議院議員選挙の選挙活動で見てみましょう。
1.小選挙区選挙の場合:供託金300万円
2.比例代表選挙の場合:供託金600万円
※供託金は一定得票数で返却されます。

選挙活動は、地元選挙区に戻って行うことが多く、主には、選挙カーでの演説、地元駅や街頭などでの演説、ビラ配布、新聞広告、政見放送などです。これらには候補者が公平になるように回数や運動員の制限がある場合があります。

商店街や人の集まるところで、一人ひとりと握手したり、各種集会に出席したりと選挙期間は寝る暇もないほど、多忙を極めるのが日本選挙戦です。

諸外国と比べて選挙期間が非常に短いことも日本の特徴で、選挙期間中だけでなく、どれほど日ごろから支援者や地元の人とのコミュニケーションをとり、地盤を作っておくか、またその知名度が鍵となります。

地盤が乏しい立候補者の場合には、毎朝出勤時間に合わせて、自身が作成したビラを駅で配布したり、演説したり、コミュニティでさまざまな人の要望に耳を傾けたりと、日ごろの地道な活動も必要かもしれません。