政治家になるには

有利な大学、学部はある?

政治家(国会議員)の大切な仕事のとして、法律をつくることがあります。周辺諸国や諸外国の状況、また社会の変化と国民のニーズなど時代の変化を捉えて法律を改定したり、作ったりします。

当然、判断基準となる政治や経済、法律の知識も必要です。ただし、日本を取り巻く問題は多種多様であるため、特定の大学、学部に限らず、さまざまな得意分野を活かせる職業でもあります。

また、大卒以外にも道は開かれています。

国会議員になるための条件

基本的に選挙に立候補し、当選すれば政治家になれます。その立候補に必要なのは【被選挙権+供託金+届出】です。
※被選挙権の年齢要件:参議院議員・都知事は30歳以上、それ以外は25歳以上

公示、告示が行われると立候補届けが可能になりますが、被選挙権を有するだけでは立候補できません。

立候補には、

1.本人届出
2.推薦届出
※選挙人名簿(市区町村の選挙管理委員会が管理する名簿)に登録されている人が、候補者を推薦する制度ですが実際にはあまりありません。
3.比例代表選出議員の選挙においては政党等による衆・参議院名簿の届出

が必要です。

加えて、選挙に当選するのに必要なのは、地元の大きな「地盤」や「資金力」、そして「知名度」と言われます。では、具体的に政治家への道は、どうしたら開けるのでしょうか。

政治家への道

1.議員秘書になる
2世政治家であってもまずは父の秘書から・・・という議員も多く、一般的に議員なるための常道でもあります。議員に秘書としてついて勉強し経験を重ね、その地盤を引き継ぐ方法もあります。

2.地方議員からスタートする
まったくの支持基盤を持たない候補者の場合、どんなに素晴らしい政策を掲げようとも、いきなり選挙にでても勝ち目はほとんどありません。

市議から、県議などを経て、地元に人脈をつくり、認知度向上とともに地域に根ざした政治家であることをアピールしながら国会議員を目指す方法もあります。

3.公募
政党で公募していることを知っている人も少なくないかも知れません。基本的には、各政党の基本政策・政治理念に賛同できる人であり、国籍・年齢制限などをクリアすれば誰でも応募できます。

その際、経歴書や小論文を提出し、面接を経ることで結果が通知されます。ただし、党員になっても国政選挙に挑戦できる権利が得られるということであって、公認候補でなければ「無所属」での出馬となります。

しかしながら、公認されず選挙では無所属となっても、党の推薦や支持を受けられますし、党内の意思決定(党役員選挙など)にも参加できます。

なお、公認候補になることができた場合は、選挙の際にTVで政見放送ができたり、選挙事務所の数や選挙カーの数などで優遇されます。

4.民間の政治塾に入る
・松下政経塾、一新塾、市川房枝記念会などで、政治や政策について専門的に学びます。

5.政党主催の政治塾
候補者養成目的の政治塾。自民・民主、最近では日本維新の会の政治塾もあります。そこで、政治の勉強やネットワークを構築したり、立候補のためのノウハウを学ぶことも可能です。
・自由民主党中央政治大学院
・民主党政治スクール
・維新政治塾

6.政党の職員として働く

7.官僚から政治家を目指す
などがあります。

地方議員はハードルが低い?

上記のように、国会議員は何かとハードルが高く手の届かない職業と感じるかもしれません。しかし、地方議員の場合、その数全国で3万5000人ほどの枠があります。

全国で差はあるものの、選挙の倍率は1.2倍と低い状態にあります。加えて選挙に際して支払う供託金も、一定の得票数となれば返金されますし、街を回って演説する選挙カーやポスター代、ガソリン代などは、供託金が没収されない候補者は公費負担となります。

このように、倍率、資金などさまざまな面で、ハードルが低いのが地方議員なのです。

女性の活躍も期待されている

TVなどでも女性議員を見ることは多いでしょう。しかし現状日本では、先進国の中でも女性の政治参加が進んでいないのが実情で、女性議員の数は先進国の中でも最下位です。

一方、北欧特にスウェーデンでは約半数が女性議員。その国々は、高福祉国家でもあります。

日本においても、今後人口減少著しい日本において、女性の力なしに社会が成り立つことは考えにくいことです。より良い国づくりのために、今後の女性の政治進出も期待されるところでしょう。