産業カウンセラーの資格

公的資格から民間資格へ

産業カウンセラーの資格は、1992年に旧労働省が認定する技能審査のひとつに加えられ、公的資格として「産業カウンセラー(初級)」「産業カウンセラー(中級)」「産業カウンセラー(上級)」の3つの資格がありました。

しかし、その後の規制緩和により技能審査から除外され、一般社団法人である日本産業カウンセラー協会が認定する民間資格となったという経緯があります。

現在では、初級の産業カウンセラーが「産業カウンセラー」、中級の産業カウンセラーが「シニア産業カウンセラー」という新しい名称に変わっています。

受験資格と試験内容

それでは、産業カウンセラーの資格を取得するためには、どのようなプロセスが必要なのでしょうか。

まず、この試験を受験するためには、いくつかの受験資格の条件があります。

ひとつめは「成年に達した者で、協会が行う産業カウンセリングの学識及び技能を修得するための講座を修了した者」。

ふたつめは「4年制大学学部において心理学又は心理学隣接諸科学、人間科学、人間関係学のいずれかの名称を冠する学部又は専攻の卒業者であって、必要な単位を取得し、かつ協会が行う産業カウンセリングの技能を修得するための講座を修了した者」。

もうひとつは「大学院研究科において心理学又は心理学隣接諸科学、人間科学、人間関係学のいずれかの名称を冠する専攻の修了者であって、特定の科目において必要な単位数を取得している者」とされています。

つまり、大学院で専門的に心理学を学んでいることを証明できる人や、協会の行う産業カウンセリング養成講座を修了した人に、受験資格が与えられるということです。

受験資格を得ることができたら、必要書類を提出して出願し、学科試験と実技試験を受験します。

試験は年に一度、一月下旬に行われています。

この試験に合格したら産業カウンセラーの資格を取得することができます。