産業カウンセラーの独立、開業

独立、開業に秘められた可能性

産業カウンセラーの資格を持っている人は、この資格を生かして独立、開業をするという道もあります。

自分の相談所を開設し、仕事に悩む人からの相談を受け付けたり、企業に出向いてカウンセリングや社内のコミュニケーションを活発にするための研修をしたりすることで、安定した収入をめざします。

また、このような産業カウンセラーの独立と開業は、本人の能力や人徳によっては成功する可能性もあります。

カウンセリングというのは、精神科医の診察を受けるのとは違って、健康保険の適応外となります。

このため、今の日本にはカウンセリング料金に関する取り決めはなく、自分の好きな値段に設定することができるのです。

ですから、もしも独立して開いた相談所が評判を呼び、どんどん顧客がつくようになれば、料金設定を高くして、多くの収入を稼ぐことも不可能ではありません。

ただし、産業カウンセラーの資格のみで独立している人は少ないので、十分な準備が必要です。

独立、開業に必要なこと

それでは、産業カウンセラーが独立、開業するにあたっては、どんな準備が必要でしょうか。

まず、拠点となるような事務所を構える必要があります。

この事務所で顧客のカウンセリングを行おうと考えている場合は、リラックスして話ができるような雰囲気の相談ルームを設置すると良いでしょう。

無事に事務所を設立したとしても、顧客が来るのを待つのではなかなかまとまった収入につながらないので、企業や公的機関などの組織にアプローチをして仕事を開拓することが大切です。

今の日本においては、「仕事での悩みを社外の人に打ち明けること」や「メンタルヘルスに関するカウンセリングを受けること」に対してまだまだ抵抗を感じている人も多いのが現状です。

会社での悩みは会社の人に相談して解決するもの、心が病んでいることを人に知られるのは恥ずかしいこと、と感じている人も多いので、産業カウンセラーの仕事内容に関して理解をしてもらうためにしっかりアピールをして仕事を掴み取っていく必要があるでしょう。